8. Trial&Error

読書感想

「山月記」中島敦(1942)虎に変身した詩人の嘆きを味わう短編

1942年(昭和17年)中島敦が33歳の時に発表されたデビュー作である短編小説「山月記」(さんげつき)を読みました。虎に変身してしまった詩人の悲哀を描いた物語。(青空文庫のこちらで読めます)原作と翻訳の読み比べ主人公の李徴(りちょう)は、優...
読書感想

「親友交歓」太宰治(1946)親友のふりをする見知らぬ男との会話を描いた短編

1946年(昭和21年)太宰治が37歳の時に発表された短編小説「親友交歓」(しんゆうこうかん)を読みました。親友のふりをする見知らぬ男に翻弄される主人公を描いた物語。この主人公は太宰自身を投影しているようです。(青空文庫のこちらで読めます)...
読書感想

「水月」川端康成(1953)愛情とは何かを考える短編

1953年(昭和28年)に発表された川端康成の短編小説「水月」(すいげつ)を読みました。結婚2か月目から夫が寝たきりになり、その後、夫が死ぬまで看護をした京子の視点で描かれた物語です。(筑摩書房「現代日本文學大系 52」あるいは新潮社「川端...
6. やってみよう Lifestyle

苦手な数学に少しでも興味を持つ方法

2018年8月に「もう一度高校数学」という参考書を購入しました。理由は、数学に対する苦手意識を克服したかったことに加えて、「論理について訓練するには数学の勉強がとても役に立つ」と知ったからです。社会人になって、数十年過ぎてから数学を学び直す...
8. Trial&Error

絶対に正しいってホントに?(神曲 天国篇 第十九歌)

現在、ダンテの「神曲 天国篇」を読んでいます。今回は第十九歌を読んで「?」となった部分を深堀して考えてみました。それってごまかしてない?第十九歌でダンテの祖先カッチャグイダが神の正義は人智では計れない、人間の不十分な知恵では理解できないのだ...
6. やってみよう Lifestyle

第十五歌から第十九歌までの一行まとめ(神曲 天国篇)

現在、ダンテの「神曲 天国篇」を読んでいます。今回は第十五歌から第十九歌までを一行でまとめてみました。印象に残った部分、疑問点などもメモしておきます。第十五歌火星天で祖父の祖父カッチャグイダの出迎えを受ける待っていたよ、私はダンテの先祖だよ...
6. やってみよう Lifestyle

(レシピ)イワシのタロイモの葉っぱ包みココナツミルク煮

いつかは作ってみたいメニューのひとつがLaing(ライン)です。タロイモの葉っぱをココナツミルクで煮たお惣菜で、見た目はイマイチですが、ご飯に合うヘルシーな野菜おかず。豚肉やエビを入れるレシピもあるのですが、カタクチイワシ(フィリピンではデ...
読書感想

「象を撃つ」ジョージ・オーウェル(1936)支配者の苦悩を味わう短編

1936年(昭和9年)に発表されたジョージ・オーウェルの短編小説を読みました。インドで生まれた英国人オーウェルが33歳の時に発表したこの作品は、彼自身がビルマ(ミャンマー)の警察官となって、英国植民地の実態を経験したことが基礎になっているエ...
読書感想

「セメント樽の中の手紙」葉山嘉樹(1926)救いがなく物悲しい労働者を描いた短編

1926年(大正15年/昭和元年)に発表された葉山嘉樹の短編小説を読みました。ミステリー小説のような要素をもつ、やり場のない物悲しい気持ちになる物語です。(「セメント樽の中の手紙」葉山嘉樹著 ←青空文庫で無料で読めます)原作と翻訳の読み比べ...
6. やってみよう Lifestyle

(かんたんレシピ)とろーり半熟の煮卵さん

なんだか今月はレシピをいただくことが多い!(と、いっても2回だけど)料理は必要だからやる、という義務感にあふれた感覚が抜けないのですが、やはり自分の手で美味しいものが作れるのは嬉しいものなんだなと改めて思いました。今回は「とろーり煮卵」のレ...
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