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ダーウィン「種の起原」/光文社古典新訳文庫、岩波文庫、グーテンベルク21のどれを読む?

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ダーウィンの「種の起原」は、日本語版が3種類あります。光文社古典新訳文庫、岩波文庫、グーテンベルク21です。kindle版の価格、ページ数、発売日、サンプルで読める範囲などを比較しました。

種の起原を読んでみたいけれど、どれがいいんだろう?と迷っている方には少しだけ参考になるかもしれません。

kindle版価格ページ数発売日サンプル
光文社文庫 上巻8694232009/9/20アンリミテッドを使ってしまったので不明
光文社文庫 下巻8694362009/12/208章の途中まで
岩波文庫 上巻1,1888281990/2/16序言まで
岩波文庫 下巻1,0568201990/2/16九章の途中まで
グーテンベルク21 上巻1,3203142015/3/41章の途中まで
グーテンベルク21 下巻1,3202742015/3/49章の途中まで

光文社古典新訳文庫

2009年はダーウィン生誕150年でした。それを記念して、価値ある古典を新訳することにより、より多くの現代人に届くように配慮されて出版されたものです。

種の起源(上) (光文社古典新訳文庫) ダーウィン (著), 渡辺 政隆 (翻訳)

種の起源(下) (光文社古典新訳文庫) ダーウィン (著), 渡辺 政隆 (翻訳)

かつて私は、ナチュラリストとして軍艦ビーグル号に乗船していた。そのとき、南アメリカにおいて、生物の分布と、その大陸における過去と現在の生物との時間を超えた関係にとても驚かされた。

種の起源(上) (光文社古典新訳文庫) ダーウィン (著), 渡辺 政隆 (翻訳)

上巻目次

Kindle Unlimited(月額980円読み放題プラン)に入っている方は、追加料金なしで上巻のみ読むことができます。残念ながら下巻はアンリミテッドの対象外です。上巻、下巻ともに訳者の解説があります。

はじめに
第1章 飼育栽培下における変異
第2章 自然条件下での変異
第3章 生存闘争
第4章 自然淘汰
第5章 変異の法則
第6章 学説の難題
第7章 本能
本書を読むために 渡辺政隆

下巻目次

下巻のための訳者まえがき
第8章 雑種形成
第9章 地質学的証拠の不完全さについて
第10章 生物の地質学的変遷について
第11章 地理的分布
第12章 地理的分布 承前
第13章 生物相互の類縁性、形態学、発生学、痕跡器官
第14章 要約と結論
解説 渡辺政隆
年譜
訳者あとがき

岩波文庫

1990年出版と、3つの中では最も歴史がある翻訳本になります。

種の起原 上 (岩波文庫) ダーウィン (著), 八杉 龍一 (著)

種の起原 下 (岩波文庫) ダーウィン (著), 八杉 龍一 (著)

私は軍艦ビーグル号に博物学者として乗船し航海しているあいだに、南アメリカの生物の分布やまたこの大陸の現在の生物と過去の生物との地質学的関係にみられる諸事実によって、つよく心をうたれた。

種の起原 上 (岩波文庫) ダーウィン (著), 八杉 龍一 (著) 序言

上巻目次

訳者のまえがき、付録があるところが、他と異なる点です。

訳者まえがき
序言
第一章 飼育栽培のもとでの変異
第二章 自然のもとでの変異
第三章 生存闘争
第四章 自然選択
第五章 変異の法則
第六章 学説の難点
第七章 本能
第八章 雑種
付録 種の起原にかんする意見の進歩の歴史的概要

下巻目次

付録、術語解説、索引がある点が他とは異なっています。


第九章 地質学的記録の不完全について
第十章 生物の地質学的遷移について
第十一章 地理的分布
第十二章 地理的分布(続)
第十三章 生物の相互類縁。形態学。発生学。痕跡器官。
第十四章 要約と結論
付録 自然選択説にむけられた種々の異論
術語解説
索引
訳者注

グーテンベルク21

2015年に発売された最も新しい翻訳です。訳者のあとがきは下巻の最後にあります。

種の起原(上) チャールズ・ダーウィン (著), 堀伸夫 (翻訳), 堀大才 (翻訳) グーテンベルク21

種の起原(下) チャールズ・ダーウィン (著), 堀伸夫 (翻訳), 堀大才 (翻訳) グーテンベルク21

私は博物学者として英国軍艦「ビーグル」に乗っていたとき、南アメリカに棲んでいる生物の分布についてと、この大陸の現在の棲息物と過去の棲息物の地質学的関係についての、若干の事実に深い感銘を受けた。

種の起原(上) チャールズ・ダーウィン (著), 堀伸夫 (翻訳), 堀大才 (翻訳) グーテンベルク21  序文

上巻目次

序論
第一章 飼育の下での変異
第二章 自然の下での変異
第三章 生存闘争
第四章 自然淘汰、すなわち最適者の生存
第五章 変異の法則
第六章 この理論の難点
第七章 自然淘汰の理論に対する種々の反論
第八章 本能

下巻目次

第九章 雑種性
第十章 地質学的記録の不完全について
第十一章 生物の地史的遷移について
第十二章 地理的分布
第十三章 地理的分布—続き
第十四章 生物相互の類縁関係、形態学、発生学、痕跡器官
第十五章 要約および結論
本書第一版刊行以前における種の起原に関する学説の遠隔の概要
訳者あとがき

私は Kindle Unlimited(月額980円読み放題プラン) に入っているので、光文社古典新訳文庫を読んでいますが、訳者渡辺さんの解説が情熱的なので、とても楽しく読書ができています。みなさまも、心躍るステキな書籍との出会いがありますように!

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