ラタンフルーツ(Rattan fruit)という見た目がうろこ状の衝撃的な果物を初めて買いました。6月にシニゲラスという見たことのない果物を買ったのと同じ場所で売られていて、値段も1キロで110ペソと手頃だったので、これはまた、チャレンジ案件だな、と思い、すぐに購入しました。
シニゲラスについては、こちらに書きました。
どうやって食べるんだ?
とにかく、ちょっと食べてみよう、と思ったのですが、木の実みたいな鱗状の皮を、どうやってむくんだろう、と少し悩みました。でも枝にくっついている方から、包丁でメリメリと鱗を逆さまにはがしていくようにすると、そんなに手間はかかりませんでした。
果肉は白っぽく中心に黒っぽい種が入っている房が、中に3つありました。ぷよっとしていたので、マンゴスチンの小っちゃいやつをイメージして、パクっと口にいれたら、うわーーー!超すっぱい!
これは、完熟するまで放置しなきゃいけない感じ?このままじゃ、食べれない。。。
お兄さんの食レポ
何も調べずに、いきなり食べて衝撃を受けたので、ようやくネットで情報を集めました。Rattan fruitsで検索したら、あっという間に、色々な動画が出てきて、さらにびっくり。日本で売っていないだけで、けっこうメジャーな果物だったのかな?
と思ったら、やはりレア果物でした。
Weird ExplorerのYouTubeビデオがとっても分かりやすくて良かったです。似たような果物、スネークフルーツと比較しているのも、興味深くて面白かったです。それにしても、このお兄さんの解説が、絶妙です。なんでこんなに的確に味を言語化できるんだろうって感動しました。
酸っぱい!でも、イヤな酸っぱさじゃないな。レモンって感じかな。などと説明されているのですが、ビデオを見ながら、そうそう!まさに!それ!と感動していました。
Rattan Palm Fruit Review – Weird Fruit Explorer Ep. 310
それで、ふと、あれ?レモンのように酸っぱいということは、果汁を楽しむものなのか!と突然ひらめいて、お水に果肉を投入したら、これが大正解!!酸味が爽やかで美味しいラタン水ができました。
皮をむくのが手間ですが、酸っぱいラタンフルーツは、ラタンジュースで楽しむものだと分かって、うれしいです!
補足情報
ラタン細工の原材料になる藤の果実だと分かったので、百科事典でも調べてみました。
トウ属Calamus,キリンケツ属Daemonoropsなど,熱帯に産する数種のつる性ヤシ類の総称。茎は籐いすや籐細工に用いられる。茎はつる性で細く,他の木に巻きついて伸び,長さ60~180mになるものもある。(中略)果実は球形または楕円形で,長さ1~2cm,外側は瓦重ねの光沢ある鱗片でおおわれ,赤色の脂質の液を分泌するものがある。(中略)トウ類の果実は,種子をつつむ甘い果肉があり食用にされるし,若芽も食べられる種があるが,多くは小さすぎたり,苦味が強かったりする。
“トウ”, 世界大百科事典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-09-05)
まさか、ラタン家具などに使われる藤の果実だとは、想像もしませんでした。この果物は、野性味あふれる見た目の面白さも、魅力じゃないかと思いますね。
雑談
**2020年3月16日にフィリピン政府からアナウンスがあって、マニラは3月17日(火)から4月12日(日)までEnhanced Community Quarantine (ECQ)を実施中だったが、4月7日(火)に4月30日(木)まで延長が決定。4月24日(金)に発表があり、5月15日(金)まで再延長が決定。5月13日(水)に発表があり、検疫体制をMECQ(Modified Enhanced Community Quarantine)に変更し5月31日(日)まで行うと発表。5月16日(土)規制が緩和されショッピングモールの営業が開始。6月1日(月)GCQ(一般的なコミュニティ隔離措置)がスタート。一度、MGCQに変更されたが、感染者が減らないため、9/1-9/30までGCQでロックダウンを継続中。
9/3(木)先日、古本屋でアルプスの少女ハイジを見かけて、思わず購入してしまった。ヨハンナ・スピリの原作そのままではなく、子ども向けに英語で書き直されたものだったのだけれど、分からない単語がいっぱいあった。でも物語を知っているし、短いので寝る前に少しずつ読んでも、読み終わるまで1週間もかからなかった。でも、ものすごく楽しかったし、スピリのオリジナルもちゃんと読みたくなった。ほんとに買って良かったと思う。