日曜の午後も、ZOOMで読書会に参加しました。
テーマ本はタレブのブラックスワン。何年か前に図書館で借り、オーディブルで英語版を購入していましたが、結局、しっかり内容を理解していません。
そんな中で、読書会のお誘いがあったので、よし!この機会に頑張るぞ!と読み始めました。でもオーディブル音声だけでは、絶対に理解できないと思ったので、kindle本も買いました。
この本は、プロローグからエピローグまで含めると全部で21章あるのですが、日曜の読書会までに、私が読めたのは5章まで。引き続き、コツコツ読み進めます。
用意したもの
- Audible (The Black Swan) →いつ購入したのかを確認したら2018年9月22日。。。
- Kindle本(The Black Swan: Second Edition: The Impact of the Highly Improbable (Incerto Book 2))→こちらは2020年4月23日に購入
- iPad
日本語の本は、kindle化されていません。(2020年5月3日現在)
私の読み方
kindleと一緒にaudibleを購入すると、自動でシンクロしてくれるのですが、私は、あとからkindleを追加購入したので、自分で音声に合わせてページをめくっています。
でも、これだと、自動シンクロよりも集中力が必要なので、意外と悪くないことに気づきました。
- iPadでkindleアプリを開いて、開始ページを確認
- iPadでAudibleアプリを開いて、開始ページを確認
- Audibleで読み上げを開始
- Kindleに戻って音声を聴きながら読む(できたらシャドウイングする)
- 分からない単語、キーワード、重要なところにマーカーをする
- 必要に応じてしおりマークをクリックして目印をつける
読書会で話されたこと
- タレブは哲学者だと知った
- タレブの本ではブラックスワンが最も難しいと感じた(最新作「身銭を切れ」は半分エッセイみたいで一番読みやすい。前作「反脆弱性」もブラックスワンに比べると読みやすいと思う)
- 哲学の用語や人名が難しい
- 以前読んだ「世界十五大哲学」で哲学者の名前や用語を確認した
- 最終章を読んで、気持ちが明るくなった(一人ひとり、今生きていることが奇跡的な確率だ。あなたの存在がブラックスワンだ)
- 著者は、庶民の側に立つことを一貫して表明している
- 灰色のスワンを見分けられるようになりたい
- 経験値を上げれば、ブラックスワンとグレースワンが見分けられる?
- パンデミックはブラックスワンじゃないのか?本に書いてあるってホント?
- 直接的な言葉では書かれていないが、そのような記述はある(epidemic伝染病で語彙検索するとブラックスワンの中に21カ所ある)
- パンデミックは予測可能だからブラックスワンではなく、そこから派生して経済が予測できないほどのダメージを受けた場合はブラックスワンとよべるのか?
- Netflixで見たビルゲイツのドキュメンタリー(Inside Bill’s Brain: Decoding Bill Gates)が良かった(彼はポリオ撲滅のために感染症予防に取り組んでいた)
- 自分たちにできることは何か(無力を感じる)
- 「月並みの国」と「果ての国」って英語で何て書かれている?(Mediocristanミディオクリスタン、Extremistanエクストリミスタン、タレブの造語)この訳語になるのがすごい。
- バーベル戦略(Barbell Strategy)を実践したい(ハイリスク10%とローリスク90%を組み合わせてポートフォリオをつくり、ブラックスワンに備える)
- バーベル戦略を人生設計に取り入れることで不確実性に対処する
私の結論
リスクや損失を恐れて、何もせず、安穏として現状を維持していると、それこそがリスクになる可能性があります。不確実性は、必ず存在するのだから、その事実を認めて、どうしたら、それに対処できるのか自分なりの考えをまとめ、実際に実践していく必要があるでしょう。5章までしか読めず、中途半場な状態で参加した読書会でしたが、参加したことで、最後まで丁寧に読む必要があることが認識でき、また読み続けるモチベーションも得られました。企画してくださった、りんさん、hiroさんに感謝です。ありがとうございました!
用語(あとから追加する予定)
ブラックスワン[世界経済]Black Swan
“ブラックスワン[世界経済]”, 情報・知識 imidas 2018, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-09-26)
金融市場における事前予測が不可能な壊滅的被害をもたらす事象のこと。従来、全ての白鳥は白色と思われていたが、1697年にオーストラリアで黒い白鳥(ブラックスワン)が発見された。そのことから、従来の考え方や経験からは予測できない事象のことをブラックスワンと呼ぶようになった。金融市場では、FRBの資産縮小やトランポノミクスが引き金となって、金融市場に大きな影響(急激な金利上昇)をもたらすことを懸念する見方もある。
バーベル戦略
グレイスワン
ミディオクリスタン
エクストレミスタン
参考・関連データ
Nassim Nicholas Taleb’s Home Page(著者の公式ウェブサイト)(英語)
Corporate Socialism: The Government is Bailing Out Investors & Managers Not You by @nntaleb メディウムへの寄稿3/26(英語)
なぜ私たちは「不確実性」に手を焼くのか? | エディターズ・チョイス | ダイヤモンド・オンライン
The Corona Crisis is Not a Black Swan: Nassim Nicholas Taleb (Universa Inv. & NYU Tandon) 3/31(英語動画/本人インタビュー/字幕CCあり)
‘Black Swan’ author Nassim Taleb on warnings over systemic risks from global pandemics 4/24(英語動画/本人インタビュー/字幕CCあり)
**2020年3月16日にフィリピン政府からアナウンスがあって、マニラは3月17日(火)から4月12日(日)までEnhanced Community Quarantine (ECQ)を実施中だったが、4月7日(火)に4月30日(木)まで延長が決定。
マニラのECQあけまで、のこり5日!のはずだったが、5月15日(金)まで延長が決定した。(4月24日発表)
5月3日現在ECQ48日目。のこり12日。