8.1. ふとした気づき8.2. ふりかえり Retrospective8. Trial&Error

慣れていいこと悪いこと

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8.1. ふとした気づき
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Give me food.
久しぶりに物乞いの少年に会ったが、相変わらず衝撃を受ける。 彼は10歳くらいだろうか。 きれいなTシャツに短パンで左手にサンパギータの花輪をいくつか持っている。土曜の夜20時頃のローソンでパンを買い、ドアを開けたら彼が立っていて、声をかけられた。 無言で手のひらを相手に向けて拒否の姿勢を示して通り過ぎたけど、頭の中では彼の「食べ物をちょうだい」という言葉がグルグルと回っている。

このパンをあげるべきだったのか。いや、でも彼はそこまで空腹なようには見えなかった。でも実際のところ、本当に空腹だったり、病気だったりすると、まずは無気力になるのだ。(道端で横になっている人たちを見ても分かるし、自分自身も体調が悪いと信じられないほど無気力になり、何も考えられない)

動き回ったり、考えたり、誰かと話したりできる気力と体力があるうちは、実際のところ、まだ救いがある。それは置いといて。どうして彼が私に「食べ物をくれ」と言うのか、気になってしまう。

彼は本当にお腹が減っているから、私に食べ物をくれ、と言ったわけではない気がするのだ。商売上のうたい文句のように、その言葉を外国人あるいはお金を持っていそうな人にかけるのが日常なのだと思う。それは本当に切ないことだと今の私は感じる。でも、そのうちに、これが当たり前の日常になり、何も感じなくなってしまうのかもしれない。

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