ひさびさにマンガを読みふけってしまったもんざです。「螺旋じかけの海」永田礼路 (著)
4巻まで一気読みしましたが、ぜんぜん飽きない!もっと続きが読みたいなー。深いテーマのSFマンガですが、クスっと笑える場面も多く重くなり過ぎません。ストーリーはもちろん素晴らしいのですが、永田さんの画力が非常に高いので、その点でも楽しめます。
舞台は、遺伝子操作が産業として発達し、人間であることの線引きを自由に操作することすら可能となった世界です。そこでは人間と動物の遺伝子が混じった生物が存在し、動物の遺伝子が一定割合を越えると人権が認められなくなり社会から排除されてしまいます。
主人公のオトは、自身も異種遺伝子を抱え、自分の身体で実験しつつ、人間と動物のはざまで苦しむ人を助けようと奮闘します。読みながらウィリアム・ギブスンのニューロマンサーを思い出してました。
5巻がでたら絶対に買わなければ。
2022年8月読書会のふりかえり
さて、今日は2022年8月読書会を振り返ってみます。
読書プレゼンは私を含めて以下3名の皆様でした。
2022年8月読書会の感想/客観的な視点・相互作用←参加者からのフィードバックと感想
1. もんざ「俘虜記」(新潮文庫) 大岡 昇平 (著)
・人間の本性
・捕虜の生き方
・生死の分かれ目
2. にしやまさん「大学の常識は、世間の非常識」 (祥伝社新書) 塚崎公義 (著)
・人間の本性
・捕虜の生き方
・生死の分かれ目
3.よしざきさん「エピソードで語る 四書五経 早わかり読本」吉崎久博(著) Amazon Kindle 出版
・ 四書五経は革命防止の道具
・ 二宮金次郎の読んでいる本は「大学」
・ 四書五経は野党から与党へ変遷
長らく積読状態だった俘虜記を読み終えて、少し肩の荷が降ろせた気分でした。大岡自身がフィリピンで米軍の捕虜生活を送った記録ですが、戦争文学特有の悲惨な描写はありません。乾いているけど緻密な文体で、しかもユーモアもあり、ドキュメンタリーとして秀逸だと感じました。
よしざきさんが紹介してくれた座って本を読む二宮金次郎の銅像が衝撃的だったなぁ。歩きスマホが禁止だから、歩き読書も教育上よろしくない、という理由らしいです。でも、それだと彼が「働きながら勉強してた」って感じが出ませんよね?
でもデイリーポータルZで面白い記事を読んで「なるほどーー!深い!」と感心しましたよ。
座っている二宮金次郎ってどうなの?七代目子孫に直撃取材(デイリーポータルZ2016/6/28)
今日も読んでくださってありがとうございます。また明日もよろしくお願いします。
2022年12月 参加予定(5名)
1.もんざ
2.りえさん
3.にしやまさん
4.りんさん
5.maruさん