IELTS(アイエルツ)が気になっているもんざです。
日本では、英語力を測る試験としてTOEIC(L&R)が有名ですが、難点が二つあります。ひとつめは、英語を話したり書いたりするスキルは測れないこと(S&Wを受ければ分かります)、ふたつめは世界的な知名度が低いところです。
その点、IELTSは、4技能を2時間45分でテストする形式なので、試験対策をすることで、英語で話したり書くスキルが伸ばせます。知名度という点でも、英語圏の大学に留学したい場合は、この試験の点数が判定基準となっており、また英語圏で求職する場合にも、この試験の点数で語学力が判断されるようです。
最初は、マニラでTOEICを受けようかな、と考えていたのですが、開催回数や実施会場がIELTSに比べると少なくて遠いし、先に書いたような2つの難点も気になります。そんなこんなで、IELTSに関して情報収集をしていたら、なんと、IELTSの受験会場は、現在の住居の目と鼻の先にあるらしいんです。しかも開催回数もかなり多いし。スピーキングスキルが本当に伸びて、客観的な指標が得られるんだったら、1年だけなら頑張れるかも。。。
といいつつ、受験料も25,380円(フィリピンでは10,680ペソ)と二の足を踏ませる値段なので、まだ迷っています。一緒に勉強する仲間を見つけられると良いのかも。
さて、課題です。
わたしは、こちらを読んでいます。
(1)は22日のZOOM読書会用で、(2)は29日の純文学読書会用です。
(1)「やさしいダンテ 神曲」阿刀田高 (著)
「悪鬼たちはここで進路を左のほうへとったが、そのとき舌を歯と歯のあいだに挟んでマラコーダへの合図を送った。マラコーダはそれに応えて尻の穴かららっぱを鳴り響かせる。(中略)まったく、ひどい道連れだ。とはいえ、”教会へは聖人と、居酒屋へはのんべえと”という俗言もある。地獄にはふさわしい道連れかもしれない。」
「やさしいダンテ 神曲」阿刀田高 (著) (第四話 亡者がウジャウジャ)
阿刀田さんは、かなり忠実に原作の神曲を引き写していて、このあたりも、ほぼ原作そのままです。こういう描き方をしているところを見ても、ダンテが「神曲」の読者を庶民階級だと考えていたことが読み取れて、楽しいところです。ダンテを守りつつ、地獄ガイドをしてくれるのは、ローマ最大の詩人ウェルギリウスなのですが、自分が尊敬する人に知識と経験を授けてもらえるって、非常にうらやましいですよね。
(2)Thinking, Fast and Slow (English Edition) Kindle版Daniel Kahneman (著)
“No one commented on the new decorations, but the contributions to the honesty box changed significantly.”
(Part1. Two Systems Ch4. The Associative Machine )
これはブリティッシュ大学のオフィスキッチンで行われた実験で、カーネマンはこの結果が見事に人がどのようにプライミング効果の影響を受けるかを示していると書いています。このキッチンでは、コーヒーや紅茶を飲む人がミルクを使用する場合は、正直箱(という料金箱)に任意でお金を入れるのです。このキッチンの壁に2種類のポスター(お花とヒトの眼)を交互に張って、ミルクの消費量と正直箱に入っていた金額を比べてみたところ、結果は。。。まぁ、皆さん、ご想像のとおりだったわけです。これ、不思議ですよね。。。
■現在の参加予定
(1)は22日のZOOM読書会で、(2)は29日の純文学読書会です。
(1)参加者(1名)
1.もんざ
(2)参加者(6名:満席)
1.もんざ
2.りんさん
3.じょあんなさん
4.ぽておさん
5.にしやまさん
6.masatakaさん
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。