ダンスの振付を考えられる人って、どこからスタートするんだろう?と不思議なもんざです。
ダンスを見るのは好きなのですが、自分で振付を考えようなどと、思ったことはありません。
クリスマスパーティの余興で、プロジェクト毎に何かやるらしく、うちの課では80年代の曲に合わせて女性6人で踊ることになってます。
若い子たちが準備してくれて、私は振付を頑張って覚えていますが、ビデオで撮ってみると、どうも動きが硬い。
振付を考えてくれた人たちと同じようなしぐさをしていても、何かぎこちなくて違和感があるんですよねぇ。とにかく他の人たちの邪魔にならないように、でも楽しく踊れたらいいなーと思ってます。
さて、課題です。わたしは、こちらを読んでいます。
■「ソロモンの指環 動物行動学入門」 Kindle版コンラート ローレンツ (著), 日高 敏隆 (翻訳)
この本のなかで、トウギョ(ベタ)という魚の求愛ダンスと逃走ダンスについて面白い記述があります。
「だが、でくわした二匹がオス同士であった場合には、はげしい誇示の乱舞となる。それはアクアリウムでみられるもののうちで、美学的に最高のものだ。一つ一つの動きは正確に定まった法則にしたがう。たとえばタイ人やインドネシア人の儀式舞踏の身振りにも似た、統御された情熱のスタイルとエキゾチックな優美さとは、動物と人間とでびっくりするほどよく似ている」
「ソロモンの指環 動物行動学入門」 コンラート・ローレンツ (著), 日高 敏隆 (翻訳)
以前カポエイラというブラジル伝統武術を習っていたとき、ある流派の動きは動物の動作をまねて作られたものだということを教わって、不思議に思っていたのです。
でも、良く考えたら動物たちと同じように、人間も世界中で歌ったり踊ったりしています。
そして鳥や魚、動物は明らかに生存欲求のためですが、人間はちょっと違って、その行為自体を楽しんでいます。
あ、でも「遊ぶ」という行為をするのも人間だけじゃないですね。
こうして比較してみることで、自分のバイアスに気づけるのも、この本の面白さかも。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。