素直で陽気な人ってかわいいなぁと思うもんざです。ショッピングモールのフードコートって、人間観察にうってつけの場所なんです。
老若男女がいて、1人からグループまで幅広く地元の人々が集っていますし、何といっても安くて美味しくて栄養価が高い食事ができるので、私にとっては高級レストランよりもコストパフォーマンスが良いと感じるんですよね。
先日、混雑したフードコートで4人掛けのテーブルに一人で座っている若い女性がいたので、相席できるか尋ねたところ、快くOKしてくれて、助かった、と思って座ってパクパク食べ始めたら、お友達が2人やってきたのです。
あら、お邪魔だったかしら、と思って、チラリと彼女の方をみると、大丈夫よ、というようにニッコリ微笑んでくれたので、安心しつつ、食べながら、コッソリと彼らの様子をうかがっていました(笑)。
他の2人は、そんなに話さないのですが、彼女はとっても陽気で韓国好きらしいことが伝わってきます。
タガログ語はよく分からないのですが3人で石焼ビビンバを食べつつ、彼女が食べ方を説明したり、韓国語を話したりしていたので、何となく、彼女が私をジッと見てとってもニコニコしてくれた理由が分かった気がしました。
途中でフードコート近くに作られている特設ステージから大音響で音楽が流れ出すと、「わー、この曲大好きなの」と言って、両手で持ったスプーンとフォークを上げて踊ってました。(ちなみに2013年に世界中で大ヒットしたファレル・ウィリアムスの“Happy”という曲でした)
うん、私も、この曲は大好き!と思ったけど、もちろん口に出せず。ただ彼女の素直なリアクションをみて、なんて可愛いんだろうって思って、ニコニコしてただけでした。
全然しらない人と相席してご飯を食べただけなのに、彼女のおかげで、めちゃくちゃ癒されたし、幸せな気持ちになれましたよ。
さて、課題です。わたしは、こちらを読んでいます。
■「ソロモンの指環 動物行動学入門」 Kindle版コンラート ローレンツ (著), 日高 敏隆 (翻訳)
「マヒワは社会生活をする動物であるために、飼い主に個人的に接触する能力があるのだが、ロビンは非社会性の動物であるためにその器官が欠けているにすぎないのだ。」
「ソロモンの指環 動物行動学入門」 コンラート・ローレンツ (著), 日高 敏隆 (翻訳)
これは、作者が初めて鳥を飼うならロビンよりもマヒワを、と推薦しているところです。ここに限らず、犬だったら、この種類を、と理由をあげて説明しているんですが、そこがとても面白いんです。
なぜかというと、私は「犬」「鳥」という大きなカテゴリだけで認識していて、その種類によって、性格や習慣がまるで違うという点が理解できていなかったからです。
「社会性」がある生き物どうしであれば、種族を超えてコミュニケーションができる、ということに分かると同時に、同じ人間であっても、その点が欠けていると「言語」があってもコミュニケーションができない、ということになるんだな、ってところにも思考が広がって妙に納得してしまいました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。