アロマディフューザーのリラックス効果はかなり高いと思うもんざです。
ずっと欲しいと思っていたのですが、どんなものがいいのか良く分からず迷っていました。でも先月、フレグランスのお店から良い香りが漂ってきて、それにつられて、ようやく購入することができました。ベーカリーの焼き立てパンの匂いとか、爽やかなグリーンの香りをかぐと、スーッと肩の力が抜けますよね。
セントスミスというお店でアロマオイルとディフューザーを一緒に購入し、ほぼ毎日使っています。
ライトが7色に変化するのも美しく、部屋の灯りを消すとイルミネーションのように楽しめます。いい買い物をした!と思って喜んでいたところ、Amazonで同じ商品が半額くらいで売られているのを発見して、ちょっと、複雑な気持ちになりました。商品の値段って購入する場所で変化するのは当たり前ですけれども、全く同じものだと、ちょっと損した気になっちゃうものですね。
さて、課題です。
わたしは、こちらを読みました。
■「強く生きるために読む古典」 (集英社新書) 岡敦 (著)
第5章はヘーゲル「小論理学」のレビューです。
この哲学書を岡さんは高校三年生のときに読み、それまで自分が見ていた世界を超える視点を手に入れます。当時、岡さんの家庭環境は大変な状態にありました。父親は事業に失敗して億単位の借金を作って蒸発し、父母は離婚し、それまで住んでいた家を追われる事態になり、岡さんは工事現場で働くことになるのです。
「飯場で暮らし始めて数週間たつと、ぼくはもう、以前の思考の延長では考えていなかった。いつのまにか、ぼくは別の場所に立ち、新しい角度から自分の思考を検証していた。(中略)弁証法は、ぼくらを未知の地平へ誘う思考法である。土木作業でヘロヘロに疲れた高校生は、そんなふうに理解したのだった。」
引用「強く生きるために読む古典」 (集英社新書) 岡敦 (著)
私が高校生のとき、そんな状況になったら(いや、ならなくても)ヘーゲルを読むなんて考えないな、あれ?岡さんって、いったい何歳なんだろう、と思って調べたら 1959年生まれの方でした。
これは2009年9月15日に日経ビジネスオンラインのコラムに掲載された文章なので、ちょうど50歳のときに執筆されているわけです。本を読んでいると、まるで高校生の岡さんが書いているかのように錯覚していました。私は岡さんがレビューを書いた年齢に近づいて、ようやくヘーゲルを読みたいと考え始めてますが、これは5年以内に読めたらいいかなーって感じですね。
今日も読んでくださってありがとうございます。また明日もよろしくお願いします。