いきなり値上げってどうよ?と思ったもんざです。
賃貸している部屋の契約更新が近づいているのでエージェントさんから契約書のドラフトが届きました。
読むとサラッと5000円ほど値上がりしている!
同じ金額なら契約継続するけど、上げるなら別を探しますね、と伝えてオーナーのお返事待ち中。
同条件で更新できるものだと、すっかり油断してたけど、早急に新しいところを探さないと。。。
進捗報告
私は 「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著) を共有しようと思っています。
今回は、第四章「経済回復はナチスのおかげ?」から、私がアンダーラインを引いたところを共有します。
ここでは、章タイトルから分かるように、ナチスが経済回復に貢献したかどうかが検証されます。
全体を通して言えることですが、この本の論理の組み立て方は、自分が何かの物事の当否を検討する場合にとても参考になります。
まず、前提条件を明示したうえで、要点を3つなどに限定して、Q&Aを繰り返し、最終的に総合的な判断を示します。
「ナチスは良いこともした」という議論において、この「結果」という側面は軽視されることが多いのだが、「良いこと」をしたと主張するのであれば、何らかの「肯定的」な結果を生んだということが論証されなければならない
第四章「経済回復はナチスのおかげ?」「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
著者は、①歴史的経緯、②歴史的文脈、③歴史的結果の3つの視点から、政策を検討したうえで、「占領地、ユダヤ人、外国人労働者から、資金・物資・肉体を文字通り「収奪」することなしには、ナチスの戦時経済は成り立ち得なかった」との判断を読者に提示します。
たとえば米国が日本に原子爆弾を投下したのは「戦争を終わらせるためにした、良いこと」だとされていた歴史がありますよね。
どの立場で歴史を見るのか、前提条件はなにか、どんな根拠があるのか、その結果どうなったのか。
物事を多面的にとらえるには、やっぱり知的な訓練を継続的に行う必要があるんでしょうね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(4名)
- もんざ「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
- にしやまさん「選書中」
- maruさん「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)
- 山口さん「還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方」 (講談社現代新書) 出口治明 (著)
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共有予定の本
「ナチスは良いこともした」という言説は,国内外で定期的に議論の的になり続けている.アウトバーンを建設した,失業率を低下させた,福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ,ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証.歴史修正主義が影響力を持つなか,多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える.
<内容:アマゾン商品説明より>「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
あらゆる差別は、マジョリティには「見えない」。
日常の中にありふれた排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。韓国で16万部突破のベストセラー!
<内容:大月書店公式サイトより>「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)
「差別はたいてい悪意のない人がする」著者インタビュー 無自覚に他人を踏みつけないためにできること|好書好日
人生100年時代をパワフルに行動するための出口流初の人生指南!人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる!
<内容:アマゾン商品説明より>「還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方」 (講談社現代新書) 出口治明 (著)