読書会(勉強会)カウントダウンコラムZoom読書会

読書会まで8日/結果の側面を軽視しない

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読書会(勉強会)
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いきなり値上げってどうよ?と思ったもんざです。

賃貸している部屋の契約更新が近づいているのでエージェントさんから契約書のドラフトが届きました。

読むとサラッと5000円ほど値上がりしている!

同じ金額なら契約継続するけど、上げるなら別を探しますね、と伝えてオーナーのお返事待ち中。

同条件で更新できるものだと、すっかり油断してたけど、早急に新しいところを探さないと。。。

進捗報告

私は 「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著) を共有しようと思っています。

今回は、第四章「経済回復はナチスのおかげ?」から、私がアンダーラインを引いたところを共有します。

ここでは、章タイトルから分かるように、ナチスが経済回復に貢献したかどうかが検証されます。

全体を通して言えることですが、この本の論理の組み立て方は、自分が何かの物事の当否を検討する場合にとても参考になります。

まず、前提条件を明示したうえで、要点を3つなどに限定して、Q&Aを繰り返し、最終的に総合的な判断を示します。

「ナチスは良いこともした」という議論において、この「結果」という側面は軽視されることが多いのだが、「良いこと」をしたと主張するのであれば、何らかの「肯定的」な結果を生んだということが論証されなければならない

第四章「経済回復はナチスのおかげ?」「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)

著者は、①歴史的経緯、②歴史的文脈、③歴史的結果の3つの視点から、政策を検討したうえで、「占領地、ユダヤ人、外国人労働者から、資金・物資・肉体を文字通り「収奪」することなしには、ナチスの戦時経済は成り立ち得なかった」との判断を読者に提示します。

たとえば米国が日本に原子爆弾を投下したのは「戦争を終わらせるためにした、良いこと」だとされていた歴史がありますよね。

どの立場で歴史を見るのか、前提条件はなにか、どんな根拠があるのか、その結果どうなったのか。

物事を多面的にとらえるには、やっぱり知的な訓練を継続的に行う必要があるんでしょうね。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(4名)

  1. もんざ「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
  2. にしやまさん「選書中」
  3. maruさん「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)
  4. 山口さん「還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方」 (講談社現代新書) 出口治明 (著) 

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共有予定の本

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「ナチスは良いこともした」という言説は,国内外で定期的に議論の的になり続けている.アウトバーンを建設した,失業率を低下させた,福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ,ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証.歴史修正主義が影響力を持つなか,多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える.

<内容:アマゾン商品説明より>「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
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<内容:大月書店公式サイトより>「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)

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