10月の山形国際ドキュメンタリー映画祭にも行きたいと思うもんざです。1989年から始まった山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)は2年に一度、山形市で開催されています。 私は2005年に初めて体験し、これまでに3回ほど山形に映画を見に行きました。
映画祭は1週間続き、山形市内の9か所で世界各国のドキュメンタリー映画が上映されます。
フリーパスを買って、山形市内を巡りながら、ヨーロッパやアジアやアフリカのドキュメンタリー映画を見ていると、いったい自分がどこにいるのか分からなくなる不思議な感覚が味わえるんですよね。
さて、課題です。
わたしは、こちらを読みました。
■「強く生きるために読む古典」 (集英社新書) 岡敦 (著)
第4章はキャサリン・マンスフィールド「園遊会」のレビューです。
9冊紹介されているなかで、唯一読んだことがあった作品がこれでした。
でも、岡さんのレビューでは、作品の結末とそこからの思考の広がりが、まったく私とは異なるレベルでした。
「ぼくが初めて「園遊会」を読んだのは、中学生のときだ。正直に言えば、何も理解できなかった。(中略)「リアルなものに触れる」とか、それが「転回をもたらす」とか、そういうことが、まるでわかっていなかった。やはり読解には、経験が必要なのである。自分自身の問題として痛みや喜びを感じながら読めるようになったのは、数年後、高校生になってからのことだ」
引用「強く生きるために読む古典」 (集英社新書) 岡敦 (著)
えええっ。私は40歳過ぎてから初めて読んだのですが、岡さんのような理解に到達できていませんでした。
もっと読解力を上げるために、まだまだ経験値を上げなきゃいけないですね。。。
今日も読んでくださってありがとうございます。また明日もよろしくお願いします。
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強く生きるために読む古典 (集英社新書)
高校三年で肉体労働の現場に転がり込んだ著者は、一冊の古典を読む。ヘーゲルの『小論理学』だ。その哲学書は、日々の土木作業で疲れ切った若者に「未知の地平へジャンプするための勇気」を教えてくれた。正しい理解を目ざすのではなく、自分が生き延びる助け...
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ガーデンパーティ
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