カウントダウンコラム課題図書1. Zoom読書会8.1. ふとした気づき8.2. ふりかえり Retrospective

19/05/19 (日)読書会まで6日

当記事には広告が含まれている場合があります
当記事には広告が含まれている場合があります
この記事は約3分で読めます。

保管料を払わなくても良かったのかな?と思っているもんざです。
日本から送ってもらったEMS(国際スピード郵便)を受け取りそこねて、保管されている郵便局まで受け取りに行きました。(場所は空港の近くで、自宅から車で30分ほど離れています)

利用していたときは当たり前すぎて、まったく気にしていませんでしたが、日本の郵便システムは、素晴らしいです。あのシステムは、いつ頃、誰が構築して、通常に機能するようになったのか非常に興味が出てきました。

フィリピンには郵便局はありますが、ポストはありません。配達も、かなり怪しい状態らしいです。(住んでいる人の住所も、あやふやだったりするから、そうなるという話も聞きましたが)

EMSの場合、追跡番号があるのでオンラインで配達履歴が確認できたので助かりました。メールで問い合わせをして、返事が来たので、土曜の朝一番に出かけて受け取っていました。オンライン英会話の先生から聞いた情報だと100~200ペソの手数料が取られる、という話だったのですが、請求されませんでした。

フィリピンの行政的なシステムは軒並みに評価が低いのですが、だんだんと理由が分かってきました。日本や諸外国は鉄道や道路などのインフラ整備に対してたくさんサポートしていますが、例えば効率的な郵便システム、行政システムなんかも、すごく助けてあげられる部分じゃないかと思ったりします。

しかし、郵便や選挙のシステムって基本的に住民台帳が整ってないと、うまく機能しないんですよね。安定した職業を持って一か所にある程度の期間、住んでいる人たちが一定数以上いて、その人たちの属性を管理できる台帳がないと、課税もできなければ、福祉的なサービスもできません。

日本のしくみが万全とは思わないけれど、母子の物乞いや路上で寝ている若者を見ることはないし、国民皆保険だし、生活保護があるし、なによりも殺人事件の発生率が世界一低い。住んでいると、それが空気のように当たり前のようになるけど、全然当たり前じゃなくて、そういう国になるように政治や行政のしくみを作ってきた人たちがいるから、今があるんだなって、実感しました。

さて、課題です。私は「獄中記」(佐藤優)という本を読んでいます。

「歴史において大きな事を成す人(偉人)についてヘーゲルは詳しく考察する。偉人は、現行秩序や制度にのみ基づいて、自分の目的や使命を設定するのではなく、他の人の目には見えない潜在力を見抜き、そこからも自己の力をくみ出してくることができる。」(引用P409)
「ヘーゲルによれば、偉人は学者や文化人ではない。例外なく政治家なのである。そして政治家自身は自分がどのような理念を体現しているか自覚していない」(引用P410)


「獄中記」(佐藤優)

大きな変化を起こして社会のシステムを揺り動かせるのは、政治家です。そして民主主義制度のもとでは、一般市民が選挙で政治家を選べるのです。

5月13日(月)はフィリピンで中間選挙が行われました。次期の大統領候補になると思われる上院議員や下院議員、市長、副市長などが選ばれたのですが、新聞やネットで情報収集すると、当選する人は、もと俳優で知名度が高いとか、親も政治家だとか、日本とたいして事情が変わらない感じなんですよね。

今回当選したマニラ市長も俳優さんでした。弁舌と見た目が爽やかな人は求心力がありますものね。はてさて、選ばれた政治家から偉人は生まれるのでしょうか。それが分かるのは10年先ってところでしょうけど。。。

読書会まで1週間をきりました。
参加予定のみなさまは、ご紹介いただく予定の本をGoogleドキュメントに入力するか、投稿にコメントする形でお知らせくださいね。

■参加者(3名)
1.もんざ
2.よしざきさん
3.maruさん

今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました