薬を買うのも、試行錯誤だったもんざです。
疲れが胃にきたのか、週末にちょっとお腹を壊してしまいました。
身体が丈夫なことには自信があるし、変なものも食べてないはずなので、土曜の朝にお腹が突然痛くなった時には驚きました。
こりゃ、ちょっと大人しくしろ、という身体の声だな、と思って夕方まで、何も食べずにいたのです。
そして、ちょっと痛みが治まったから、何か食べたほうが回復が早いだろうと考えて、ご飯を炊いて、ほうれん草とスパムの卵とじを作って、美味しくできたぞーーー!と大喜びで食べました。
しかし、回復していたわけではなく、夜中に何度かトイレにいくはめになり、手持ちの薬をチェックしたのですが、下痢止めみたいなのって持ってきてなかったんですよね。単なる痛み止めは持参していたのですが、普段、日本でお世話にならない薬は想定外でしたから用意もしていません。
月曜からの仕事を考えるとお薬を買ったほうがよさそうだな、と思ったので、英会話の先生に「下痢になっちゃった。どんなお薬を買ったらいいかな」と相談しました。そこでおススメされたのが、ダイアタブかイモジウムというお薬でした。
http://www.diatabs.com.ph/about-diatabs
https://www.imodium.com/anti-diarrhea-medicine/how-imodium-works
徒歩5分の距離にあるショッピングモール内のドラッグストアで買えばいいや、と思って行ってみたら、それらしきコーナーがないのです。
バンソウコウとか冷えピタとか、ビタミン剤なんかは棚に出ているのですが、風邪薬とか痛み止めみたいな棚がありません。
処方箋薬局のカウンターらしきところに、5~6人待っている人がいたので、ピンときました。
そうです。処方箋カウンターに行って、注文しなけりゃいけないのでした。
私「下痢をしているので、ダイアタブを1つください」
薬剤師「1回2錠で1日8錠までが上限ですが、いくつ必要ですか」
私「いくつ???」
薬剤師「1錠ですか?」
私「あ、いえ、4錠ください」
私は、購入単位が1箱だと思い込んでいたのです。ちなみに1錠7.5ペソで、4錠で30ペソ(64.67円)でした。
日本で箱買いした風邪薬なんかは、全部使いきれなかったりしましたから、こんなふうに必要な分だけ買えるのは合理的なのかもしれません。
しかし、正露丸を持ってくるべきだったな…
さて、課題です。
第1章の中で、私が最も記憶に残っている部分はカレランの不思議な通達です。
「人間同士で殺し合いたいなら、勝手にするがよい。それは人間と人間が作った法の問題だ。しかし、一つの世界を分かち合っている動物を食料確保や自己防衛以外の目的で殺す者には、罰を与える」
まえがきの前に「本文中に示された見解は、著者個人のものではない」という一文があるのですが、カレランの通達には著者クラークが理想とする世界への視点が間違いなく現れています。私も、大量消費を美徳とする現代に生きていて、人間はあまりにも他の生物を搾取しているのではないかと、違和感や葛藤を感じるからです。
このあたりは「サピエンス全史」から影響を受けたからかもしれません。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いいたします。