なかなか順調だな、とうれしいもんざです。
母との二人暮らしも2週間たちますが、今のところ大げんかはしていません。
母は減量が必要なのに歩くのを嫌がり、スナック菓子や甘い飲料を好むので、私がそれらを厳しく注意すると険悪なムードになりがちでした。
しかし私も自分の言い方に気を配るようになりました。
他人には言わないようなキツイ言い方を、自分の母にしてしまうのは甘えで、自分が未熟だからだと悟りました。
過去の自分の言動(キツイ言い方)と結果(険悪ムード)を反省し、すこし改善できるようになったと思います。
他人よりも家族のほうが、距離が近いぶんだけ、繊細で難しい部分ってありますよね。
進捗報告
今月みなさんと共有するのはこちらです 。
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今回は第5章「史上最高のドゥテルテ人気とその秘密」から印象に残ったところを共有します。
国民からの人気は圧倒的に高かったドゥテルテですが、任期中には、経済的にも政策的にも国民生活が改善されたという成果は見られません。しかし最後まで高支持率を維持できたのは、いったい何が原因だったのでしょうか。
引用「つまり経済にしろ、外交にしろ、政権の政策とドゥテルテの高い支持率、絶大な人気の間に明確な関連を見つけるのは容易ではないのだ」
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引用「こうしてみると、多くの国民がドゥテルテを支持する理由は、政策以外にあるのではないかと推察される。その人柄、スタイル、立ち居振る舞いといったところだ。さらに言えば、世界に広がる「アンチ・ポリコレムード」「きれいごと疲れ」がドゥテルテ人気の背景にあるように思える」
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引用「夏目漱石が『三四郎』で「偽善」に対して「露悪」という概念を提示しているが、ポリコレが偽善とは言わぬまでも、アンチ・ポリコレを体現したドゥテルテのスタイルは「露悪」そのものだった」
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引用「女好きとミソジニー(女性嫌悪)が入り混じった複雑なドゥテルテの人格が多くのセクハラ言動を生んだと私には思えるが、社会に広がるアンチ・ポリコレの雰囲気がそれを許したように見える」
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この章もかなり面白かったです。というのも、元大統領のびっくりするような言動記録が多々あったから。トランプとの類似性や比較分析にもなるほどと思わされました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。
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アジアや東欧の民主化の先駆けとなったピープルパワー革命から約40年。国を追われたマルコスの息子がいまや大統領となり、独裁時代の記憶が抹消されつつある。メディア弾圧とフェイクニュースが横行する現在、フィリピンの民主主義の姿とは。現地在住のジャーナリストが長年の取材をもとに描き出す、渾身のルポ。
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