9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

読書会まで10日/見る眼を鍛える

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9. 読書会(勉強会)
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そんなに時間がかかるの?と驚いたもんざです。

月曜に出社したら、使っているメアドがひとつログインできない状態でした。

あるプロジェクト専用のアドレスで、そのプロジェクト関連の業務はすべてそのアドレスで管理していました。

しかし、サーバーの大規模障害で完全復旧には1-2週間かかりそう、とのこと。

2-3日で直るだろうと思っていましたが甘かったようです。

幸いにも他にも使っているアドレスがあるため、効率は下がりますが何とか業務は対応できます。

それにしても、非常時に備えてバックアップを取っておくことって、ほんとに重要なんですね。

進捗報告

わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「エスノグラフィ入門」 (ちくま新書 ) 石岡 丈昇 (著) https://amzn.to/3HpeB6Z

今回は、第三章「生活を書く」から印象に残ったところを共有します。

人類学者が未開社会と言われたアフリカなどで行ってきた調査手法であるエスノグラフィ。

社会学では、その手法を都市へ転用し、都市問題の研究に用いるようになります。

1890年に開学したシカゴ大学がその中心にありました。

引用「シカゴ学派の研究者たちは、未開社会ではなく、大都市シカゴの都市問題を研究するために、エスノグラフィを用いました。シカゴ学派のカリスマ的なリーダーであった社会学者ロバート・パーク(1864-1944)の指導のもとに、大学院生たちが、ギャング、スラム、犯罪、少年非行などの研究を次々とおこない、エスノグラフィをたくさん発表していきました」

この章で著者が強調しているのは、劇的な事件に目を奪われないことの重要性です。

すでにそこにある、しかし見過ごされているものを、丁寧に細かくみる。

ありふれた生活を見る眼を鍛えるにはトレーニングが必要なのです。

引用「よって、生活を書くということは、すでにあるけれども見過ごされがちなものを、きちんと細かく見ることを通じて、人びとの生きる文脈や背景を捉える力を洗練させることでもあります」

著者が影響を受けた研究は、アフリカの都市人類学や日常生活批判の研究だとのこと。

紹介される色々な本もとても読んでみたくなりました。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

読書会お申込みURL

今月の読書会へのお申込みはこちらからどうぞ。

参加予定者(2名)

  1. もんざ「エスノグラフィ入門」 (ちくま新書 ) 石岡 丈昇 (著) https://amzn.to/3HpeB6Z
  2. じょあんなさん「教師の本音 生徒には言えない先生の裏側」 (SB新書) 静岡の元教師すぎやま (著) https://amzn.to/4lrLXzX

共有予定の本

「苦しみとともに生きる人びとが直面している世界を表し出す。そこにエスノグラフィのもっとも良質な成果が宿るのです。」

『タイミングの社会学』(紀伊國屋じんぶん大賞2024第2位)の著者による、待望の入門書。

生活を書く、それがエスノグラフィの特徴です。そして、もっとも良質なエスノグラフィの成果は、 苦しみとともに生きる人びとが直面している世界を表し出すところに宿るものです。もともと人類学で発展したこの手法は、シカゴ学派を拠点に、 社会学の分野でも広がっていきました。本書では、5つのキーワードに沿って、そのおもしろさを解説していきます。予備知識はいりません。ぜひ、その魅力を体感してください。

「エスノグラフィ入門」 (ちくま新書 ) 石岡 丈昇 (著)

10年以上中学校教諭を勤めた私が、教師の裏側を明かします。
「先生に相談しても迷惑じゃない?」「不登校で将来が心配」といった保護者が抱える悩みから、「『成績を上げろ』と5時間監禁される」「実は熱血教師が学校をダメにしている」といった気になる現場の実態まで。保護者、教師、そしてすべての人が子どもの未来のために何ができるか、考えるきっかけになることを願って、書きました。SNSの総フォロワー数70万人超!日本一バズっている元教師が包み隠さず話します!

「教師の本音 生徒には言えない先生の裏側」 (SB新書) 静岡の元教師すぎやま (著) 

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