カウントダウンコラム読書会(勉強会)

読書会まで4日 一体化

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カウントダウンコラム
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目に見えるものだけじゃ分からない、と改めて思うもんざです。
あるとき、友人と外出したときに、屋台でアイスクリームを買いました。黄色はチーズで緑はアボカド、と種類の説明書きも表示もされていないのに、友人は分かっていました。どうして分かったの、と聞いても、そういうものだから、というお返事。

またあるとき、繁華街に出かけて、街を散策していると、あそこに売春婦たちがいるね、と友人は私に言うのですが、私には誰が売春婦なのか、いまいち良く分かりません。どうして分かるの?と聞いたら、私が分からないことに驚いて返答に困っていたようです。  この時間帯にこの区域に、そのような恰好をしている人は売春婦、ということらしいです。

どちらも、友人に教えてもらわなければ、私には全く分かりませんでした。まったく同じ時間に同じ場所にいても、見えている世界が全然ちがう。
文字だけが頼りになるわけじゃなくて、自分の経験や伝聞によって養われる感覚もあるんですよね。面白いなと思いました。

さて、課題です。わたしは、こちらを読んでいます。
■「愛するということ」 新訳版 Kindle版 エーリッヒ・フロム  (著), 鈴木晶 (翻訳)

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「確かなことが一つある。すなわち、神への愛と人間にたいする愛とは似通っているということである。さらに、神の愛や人間への愛のほんとうの性質に、当の本人は気づいていないことが多い。(中略)目にみえる権威であれ、市場とか世論といった眼にみえない権威であれ、社会の構造が、権威への服従を強いるようなものだと、人が抱く神の観念は、幼児的なものになってしまう。」

「愛するということ」 新訳版 Kindle版 エーリッヒ・フロム  (著), 鈴木晶 (翻訳) (第二章 愛の理論 3 愛の対象 3-e 神への愛)

この節では、キリスト教神学の話や、東洋と西洋の宗教比較から、愛とは何かについて語られています。
また、「人類の歴史」と「親への愛」と「神への愛」を並べて、それぞれの進化を比べて、ゴール地点を読者に見せているのも面白かったです。
依存から離れて成熟することが愛の本質なのだとしたら、確かに「神への愛」も「人間への愛」も全く別のものとは言えないでしょう。

「一体化する」って、この本のキーワードのひとつだと思うのですが、ここでは、東洋的な宗教では精神を集中させた瞑想の行為のなかで神と一体になることが務めとされる、という記述がありました。第3章では「自分と一体化」「相手と一体化」という記述も出てきます。

これ、よく意味が分からないところです。英語だとfeeling experience of oneness とか they are one with each other by being one with themselves ってなってるんです。難しい単語なんてひとつもないのに、理解が難しい。
宗教とか歴史とか文化に関する知識と経験を増やしていったら、分かるようになるのかな。。。

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今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

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