あれこれ考えすぎず、さらりと書こうと思うもんざです。
CBTジムで私は8Aチームに所属しています。
同じチームのメンバーは15人くらいなのですが、定期的にワークを投稿している人は5人ほど。
私は、まず自分のワークを投稿したあとに、メンバーの投稿を読み、感想をコメントするようにしています。
これが、なかなか神経をつかうのですよね。最初は自分のワーク投稿よりも疲れました。
というのも、私のワークにコメントをしてくれる方たちが素晴らしいので。
自分もそのくらいのレベルで書かなきゃいけないのか、と気合を入れすぎたからです。
ちなみにコメントをしてくれる人は3種類いて(同じチームで今期から一緒に学ぶ人、すでに何年かCBTの経験を積んだフィードバッカー、専門知識があるアドバイザー)フィードバッカーやアドバイザーは、高度な視点からのアドバイスがある感じです。
他の人の投稿は、自分と異なる視点とひっかかりポイントが興味深くて読むのも楽しいのですが、そこに複数の人からつけられたコメントを読むのも新しい発見があって面白いんですよね。
とはいえ、やっていると時間がいくらあっても足りないので、コメントは読んだ瞬間に感じたことを5分以内にサラッと書くことに決めたら、ずいぶんラクになりました。
進捗報告
わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「エスノグラフィ入門」 (ちくま新書 ) 石岡 丈昇 (著) https://amzn.to/3HpeB6Z
今回は第二章「フィールドに学ぶ」から印象に残ったところを共有します。
この章のタイトルは、エスノグラフィの基本精神になります。
マニラのボクサーの「クラッシュ・ダイエット」の話、茨木県鹿嶋市のコンビナート開発後の生活変容の話、東北地方の有機農業を援農する話、宮城県の雪かきボランティアの話、などなど、興味深い事例が示され、エスノグラフィの役割が理解できます。
引用「エスノグラフィはおもしろい。この点を伝えることができれば、本書のねらいは成功したことなります」
私はもともとエスノグラフィに興味があって、本書を手に取ったのですが、読んでみて、さらに引き込まれました。
なぜなのか、まだうまく言語化できませんが、読み終わる頃には何かつかめているかも。
統計的な数値を分析するだけでなく、数値化が難しいものに注目し記述するアプローチがエスノグラフィ。
そのため、調査者の主観もエスノグラフィには強く反映されます。
その主観がどのようなものであるかも、調査者が自ら自覚的である必要があります。
引用「何かの意見を外から持ち込んで、現実を自分に都合よくフレーミングするのではなく、まずは「実際」に触れること」
引用「「実際」に触れるためには、まず自分が無自覚に掛けてしまっている「色メガネ」の存在自体を浮き彫りにしなければなりません」
現地の人と話し合ったり、一緒に食事をしたり、なんらかの活動を一緒に行うことで見えてくるものがある。
そういうことなんですね。
もし自分に都合よくフレーミングしてたら、どうやって気づくんでしょうね。
指導教官のアドバイスか、ピアレビューか。
自分のフレーミングに気づくのも楽しそうだなぁ。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
読書会お申込みURL
今月の読書会へのお申込みはこちらからどうぞ。
参加予定者(2名)
- もんざ「エスノグラフィ入門」 (ちくま新書 ) 石岡 丈昇 (著) https://amzn.to/3HpeB6Z
- じょあんなさん「教師の本音 生徒には言えない先生の裏側」 (SB新書) 静岡の元教師すぎやま (著) https://amzn.to/4lrLXzX
共有予定の本
「苦しみとともに生きる人びとが直面している世界を表し出す。そこにエスノグラフィのもっとも良質な成果が宿るのです。」
『タイミングの社会学』(紀伊國屋じんぶん大賞2024第2位)の著者による、待望の入門書。
生活を書く、それがエスノグラフィの特徴です。そして、もっとも良質なエスノグラフィの成果は、 苦しみとともに生きる人びとが直面している世界を表し出すところに宿るものです。もともと人類学で発展したこの手法は、シカゴ学派を拠点に、 社会学の分野でも広がっていきました。本書では、5つのキーワードに沿って、そのおもしろさを解説していきます。予備知識はいりません。ぜひ、その魅力を体感してください。
「エスノグラフィ入門」 (ちくま新書 ) 石岡 丈昇 (著)
10年以上中学校教諭を勤めた私が、教師の裏側を明かします。
「教師の本音 生徒には言えない先生の裏側」 (SB新書) 静岡の元教師すぎやま (著)
「先生に相談しても迷惑じゃない?」「不登校で将来が心配」といった保護者が抱える悩みから、「『成績を上げろ』と5時間監禁される」「実は熱血教師が学校をダメにしている」といった気になる現場の実態まで。保護者、教師、そしてすべての人が子どもの未来のために何ができるか、考えるきっかけになることを願って、書きました。SNSの総フォロワー数70万人超!日本一バズっている元教師が包み隠さず話します!