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読書会までラスト7日/仮説と検証

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1. Zoom読書会
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最後を考えると手を出せないなと思うもんざです。

最近、リボーンベイビーという新生児そっくりの赤ちゃん人形が売れているという記事を読み、ちょっと複雑な気持ちになりました。

[Amazon.com : Reborn](https://www.amazon.com/Reborn/s?k=Reborn)

確かにかわいい。

米国だと思うのですが認知症の高齢者などのリハビリに使用される事例もあるらしいです。

犬や猫などペット型のロボットもありますよね。

けど、捨てるとき、どうするんだろう?

ぬいぐるみと同じ感覚には、ちょっと私はなれそうもありません。

こういう倫理的な感覚って、個人差がありそうです。

進捗報告

今月みなさんと共有するのは、こちらです。

「体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉」 文藝春秋 伊藤 亜紗 (著) https://amzn.to/3GRF38p

今回は第一章「「こうすればうまくいく」の外に連れ出すテクノロジー」から印象に残ったところを共有します。

ここではピアニストであり、ピアノ演奏技術を助ける方法も研究している科学者の古屋さんのお話を著者の伊藤さんが深掘りします。

引用「「練習と本番は、仮説と検証の関係なんです」。さすが科学者はピアノの見方も理系だなあと、一瞬たじろいでしまいました」

古屋さんが研究を進めるうえでの原体験として繰り返し登場するモチーフは、彼がピアニストとして最高の演奏したと感じた日のこと。

コンテストの会場を勘違いして、大慌てで移動し何とか落ち着いて演奏したときに、非常に高いパフォーマンスを発揮できたというのです。

引用「こうすればうまくいく、という自分なりの方程式の外側に、むしろ重要な可能性が転がっている。(略)いかにたくさんの仮説を立てることができるか。言いかえれば、いかに自分をゆさぶることができるか。その探索の幅と質が、本番のパフォーマンスを左右します」

しかしピアニストの演奏者としての寿命は長くはありません。

寿命を延ばすために古屋さんはテクノロジーを活用し、それを手助けするのです。

引用「古屋さんの言葉は、ひとつひとつの体の可能性と限界の上にしか、サステナブルな表現はありえないという希望と絶望を含んでいます。人は、自分の体のことをほとんど知りません。古谷さんの技術は、「私の知らない私の体」に気づかせてくれる、鏡のような存在なのかもしれません」

私も自分が更年期を迎えて、いかに自分の体のことをほとんど知らないのかを自覚させられました。知っている、という認識が誤解だと気づけるだけでも、前進はしているんだよなぁ。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(4名)

  1. もんざ「体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉」 文藝春秋 伊藤 亜紗 (著) https://amzn.to/3GRF38p
  2. じょあんなさん「Evil Eye/Etaf Rum」Harper Perennial https://amzn.asia/d/bqTsrWG
  3. 黒猫のミッツさん「NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク」ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳) 河出書房新社 https://www.kawade.co.jp/nexus/
  4. にしやまさん「イノベーション・シンキング」ポール・スローン著 ディスカヴァー・クリエイティブ訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン https://d21.co.jp/book/detail/978-4-88759-575-0

お申込みURL

お申込みはこちらからどうぞ。

共有予定の本

「できなかったことができる」って何だろう?技能習得のメカニズムからリハビリへの応用まで――

古屋晋一(ソニーコンピュータサイエンス研究所)、柏野牧夫(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、小池英樹(東京工業大学)、牛場潤一(慶應義塾大学)、暦本純一(東京大学大学院)ら、5人の科学者/エンジニアの先端研究を通して、「できる」をめぐる体の“奔放な”可能性を追う。

日々、未知へとジャンプする“体の冒険”がここに。

「体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉」 文藝春秋 伊藤 亜紗 (著) https://amzn.to/3GRF38p

“Rum’s sensitive portrayal of Yara’s inner monologue paints a clear picture of the traditional gendered expectations that are placed on many modern Palestinian American women, and the ways an unsettled past can affect the present.” — Washington Post, “10 Noteworthy Books for September”

「Evil Eye/Etaf Rum」Harper Perennial https://amzn.asia/d/bqTsrWG

■ハラリ氏による本書へのコメント

私たちは人類史上もっとも重大な情報革命のさなかを生きています。しかし、それ以前に起きたことを理解しなければ、そのことは理解できません。歴史とは、結局のところ過去を学ぶことではありません──変化を学ぶことなのです。歴史は、何が同じであり続けて、何が変化をして、いかに物事が変化しているかを教えてくれます。しかし、歴史とは決定論的なものではありませんし、『NEXUS 情報の人類史』は過去を理解することで未来を予測できると主張するものではありません。私の目的は、じゅうぶんな知識にもとづく選択をすれば、私たちは最悪の結果を避けることがまだ可能なのだと示すことにあるのです。未来は変えられないというのなら、それを議論するのに時間を費やす必要はないのですから。

「NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク」ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳) 河出書房新社 https://www.kawade.co.jp/nexus/

 『ウミガメのスープ』でも話題になった「水平思考」(ラテラル・シンキング)とは、これまでの「原因から結果が生まれる」という因果関係的思考とは全く違う視点から、イノベーション(仕事の変革)に向けた全く新しいものの見方をすること。
 実はこの発想法は、生まれつき特別の人が持っているものではなく、トレーニング次第で誰でも身につけることができ、それによってクリエイターだけではなくすべての職種の人たちが、日々の仕事を変えていけるものなのです!

 本書では、すごい発想ができるようになる10のスキルを、これまでに成功したイノベーションの例を引きながら紹介し、アイデアを実行することによっていかに日々の仕事が変わるかについてわかりやすく解説しています。クイズ、エクササイズ例も収録しており、チーム・会社の演習にも役立つ内容です。

「イノベーション・シンキング」ポール・スローン著 ディスカヴァー・クリエイティブ訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン https://d21.co.jp/book/detail/978-4-88759-575-0

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