ゆっくり映画を見てみようと思っているもんざです。
近所のショッピングモールで日本基金マニラが主催する写真展がありました。
東京の過去と今、というタイトルで、著名な写真家の作品が展示されていました。
また小冊子と一緒に、8月まで無料配信されている日本各地(青森、石川、鹿児島、沖縄)を舞台にした扇形をした映画の案内もいただきました。
フェイスブックでも情報発信されていますが、映画そのものは海外でのみ視聴できるようです。
[TOKYO Before/After Photography Exhibition | Japan Foundation, Manila](https://jfmo.org.ph/events-and-courses/tokyo-before-after/)
[青森・石川・鹿児島・沖縄の魅力を映画で世界に発信 | JFF Theater](https://www.jff.jpf.go.jp/article/japans-local-wonders-in-films/)
ちなみにスポンサーは日本たばこインターナショナルでした。
[Philippines | JTI](https://www.jti.com/en/our-company/where-we-operate/philippines)
進捗報告
今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉」 文藝春秋 伊藤 亜紗 (著) https://amzn.to/3GRF38p
今回はプロローグ「「できるようになる」の不思議」から、印象に残った部分を共有します。
紹介されているのはVRでけん玉を練習したら、現実でもけん玉ができるようになる、という事例です。
そこから導き出されるのは、私たちの身体はリアルとバーチャルを区別できないということ。
引用「バーチャル空間で体験したことも、それがいかに現実には「ありえない」ことであったとしても、何ら遜色ない「経験値」として蓄積され、リアル空間で行為する私たちのふるまいを変えてしまう」
引用「だって、リアルとバーチャルが区別できないということは、「だまされている」ということに他ならないのですから。頭では違うと分かっているのに、体はついその気になってしまう。ある意味で、体はとても「ユルい」のです」
この体のユルさがあることで、障害を持つ人へテクノロジーを使用した介助の可能性ができるのです。例えば失った手足に感じる幻視痛をVRを使用することで軽減する試みなど。
私たちは、「自分の体が完全に意識の下にある」という仮説が間違っていることを認めなければなりません。
このことから、私が個人的に思うのは、どんな映画やドラマを観るのかについてもっと慎重になる必要があるのではないか、ということ。
その視聴を、もし脳が現実での経験値として誤認識するのだとすれば。。。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(4名)
- もんざ「体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉」 文藝春秋 伊藤 亜紗 (著) https://amzn.to/3GRF38p
- じょあんなさん「Evil Eye/Etaf Rum」Harper Perennial https://amzn.asia/d/bqTsrWG
- 黒猫のミッツさん「NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク」ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳) 河出書房新社 https://www.kawade.co.jp/nexus/
- にしやまさん「イノベーション・シンキング」ポール・スローン著 ディスカヴァー・クリエイティブ訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン https://d21.co.jp/book/detail/978-4-88759-575-0
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共有予定の本
「できなかったことができる」って何だろう?技能習得のメカニズムからリハビリへの応用まで――
古屋晋一(ソニーコンピュータサイエンス研究所)、柏野牧夫(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、小池英樹(東京工業大学)、牛場潤一(慶應義塾大学)、暦本純一(東京大学大学院)ら、5人の科学者/エンジニアの先端研究を通して、「できる」をめぐる体の“奔放な”可能性を追う。
日々、未知へとジャンプする“体の冒険”がここに。
「体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉」 文藝春秋 伊藤 亜紗 (著) https://amzn.to/3GRF38p
“Rum’s sensitive portrayal of Yara’s inner monologue paints a clear picture of the traditional gendered expectations that are placed on many modern Palestinian American women, and the ways an unsettled past can affect the present.” — Washington Post, “10 Noteworthy Books for September”
「Evil Eye/Etaf Rum」Harper Perennial https://amzn.asia/d/bqTsrWG
■ハラリ氏による本書へのコメント
私たちは人類史上もっとも重大な情報革命のさなかを生きています。しかし、それ以前に起きたことを理解しなければ、そのことは理解できません。歴史とは、結局のところ過去を学ぶことではありません──変化を学ぶことなのです。歴史は、何が同じであり続けて、何が変化をして、いかに物事が変化しているかを教えてくれます。しかし、歴史とは決定論的なものではありませんし、『NEXUS 情報の人類史』は過去を理解することで未来を予測できると主張するものではありません。私の目的は、じゅうぶんな知識にもとづく選択をすれば、私たちは最悪の結果を避けることがまだ可能なのだと示すことにあるのです。未来は変えられないというのなら、それを議論するのに時間を費やす必要はないのですから。
「NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク」ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳) 河出書房新社 https://www.kawade.co.jp/nexus/
『ウミガメのスープ』でも話題になった「水平思考」(ラテラル・シンキング)とは、これまでの「原因から結果が生まれる」という因果関係的思考とは全く違う視点から、イノベーション(仕事の変革)に向けた全く新しいものの見方をすること。
実はこの発想法は、生まれつき特別の人が持っているものではなく、トレーニング次第で誰でも身につけることができ、それによってクリエイターだけではなくすべての職種の人たちが、日々の仕事を変えていけるものなのです!本書では、すごい発想ができるようになる10のスキルを、これまでに成功したイノベーションの例を引きながら紹介し、アイデアを実行することによっていかに日々の仕事が変わるかについてわかりやすく解説しています。クイズ、エクササイズ例も収録しており、チーム・会社の演習にも役立つ内容です。
「イノベーション・シンキング」ポール・スローン著 ディスカヴァー・クリエイティブ訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン https://d21.co.jp/book/detail/978-4-88759-575-0