ゲームの権利をめぐる物語にドキドキしたもんざです。
アップルTVで映画「テトリス」を観ました。
ソ連でテトリスを開発したアレクセイと、東京在住のオランダ人ゲームクリエイター、ヘンクの友情の物語でもあります。
完全なノンフィクションではありません。
しかし実際の出来事を脚色して作られた作品で、登場人物も、アレクセイやヘンクを始め、実在の人々。
ソ連外国貿易省の配下にある国営企業のElorgがテトリスの著作権を所持していたことから、権利関係のトラブルが発生します。
(アレクセイは商業活動を直接行うことを禁じられていたソ連科学アカデミーに所属するプログラマーだった)
食料の配給が行われる場面や、タバコの箱を掲げてタクシーを止める場面など、当時のソ連社会を垣間見えるのも面白かったです。
派手なカーチェイスにもハラハラさせられました。
1.進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著)
今回は第5章責任の正体から、印象に残ったところを共有します。
著者は、たくさんの文献を参考にし、引用して持論を補強しています。
「責任をめぐる正しい洞察からすれば「意図→行為→損害の事態→責任の発生」という時間的な順序があるのではなくて、「起きてしまった事態→収まらない感情→責任を問う意識→意図から行為へというフィクションの作成」という論理的な(事実の時間的な流れに逆行する)順序になっているのですね
「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著) 第5章 責任の正体 註26- 「責任」はだれにあるのか 小浜逸郎著[PHP新書2005年]211頁)
ここを読んで、私は「おまえのせいだ!」「あんたが悪い!」と他人を罵る人の声が聞こえるような気がしました。
人は怒りや悲しみなど「感情が収まらない」から、誰かにその感情の矛先を向けて、発散したいのでしょう。
そこに「責任」という言葉が使われる。。。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
2.参加者(3名)
- もんざ「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著)
- にしやまさん「キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ」 横山 信弘 (著)すばる舎
- りんさん(選書中)
共有予定の本
人間は自由意志を持った主体的存在であり、自己の行為に責任を負う。これが近代を支える人間像だ。しかし、社会心理学や脳科学はこの見方に真っ向から疑問を投げかける。ホロコースト・死刑・冤罪の分析から浮き上がる責任の構造とは何か。本書は、自由意志概念のイデオロギー性を暴き、あらゆる手段で近代が秘匿してきた秩序維持装置の仕組みを炙り出す。社会に虚構が生まれると同時に、その虚構性が必ず隠蔽されるのはなぜか。人間の根源的姿に迫った著者代表作。文庫版には自由・平等・普遍の正体、そして規範論の罠を明らかにした補考「近代の原罪」を付す。
<内容:アマゾン商品説明より> 「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶 (著)
本書では、スグできて効果が出やすい「42の方法」を紹介している。
いずれも、長年コンサルタントの現場で使い、お客様と瞬時に信頼関係を結んだり、本音を引き出したりするうえで、有用なコミュニケーションスキルをベースにしている。本書で紹介するコツを身につければ、日々の会話ストレスがグンと減ることは間違いない。
<内容:アマゾン商品説明より> 「キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ」 横山 信弘 (著)すばる舎
話がズレて「わかってないな」と思われる状態から一転して、
「わかってるね!」と言われるようになり、仕事がサクサク進み出す。
職場の人間関係が俄然良くなり、お客様から「キミには、つい本音を話しちゃうな」と言われるようになる。
さらにキーパーソンや重要な人物からも、絶大な信頼を勝ち取れるようになるはずだ。