便利な時代になったなぁとしみじみと感心するもんざです。
数学や歴史の学び直しに、家庭教師のトライが提供している無料サービスを利用しています。
近現代の日本史や世界史など、系統立てて学べるので助かります。
いま、山崎豊子の「二つの祖国」を文庫本で読んでいるのです。
もちろん、この作品はフィクションです。
でも第二次世界大戦前後の歴史の授業を受けつつ読むと、リアル感が倍増します。
進捗報告
私は 「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著) を共有しようと思っています。
今回は、第一章「ナチズムとは?」から、ドキッとしたところを共有します。
人びとは暴力によって強制されたり、プロパガンダによって「洗脳」されたりしただけでなく、それぞれが「主体性」と「動機」をもって様々な形でナチ体制に協力していたことが、次々に明らかになっていった。少なからぬ「普通の人びと」は、なぜこのようにナチ体制に協力、少なくともこれを黙認していたのか。それを考える上で欠かすことができないのが、「民族共同体」という概念である
(第一章ナチズムとは何か?)「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
共同体の仮想敵を想定し、それを徹底的に排除、搾取することによって、それ以外の人たちの団結力を高め、特定の選ばれた人たちのみに利益が得られるしくみをつくるんですね。
社会が不景気でうまく回っていないときほど、人々は疑心暗鬼に陥りやすくデマにも惑わされやすいです。
歴史的な知識や判断力、理解力を持った市民が多く存在するほど悲劇が防げる可能性が高まると個人的に信じています。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(3名)
- もんざ「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
- にしやまさん「選書中」
- maruさん「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)
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共有予定の本
「ナチスは良いこともした」という言説は,国内外で定期的に議論の的になり続けている.アウトバーンを建設した,失業率を低下させた,福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ,ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証.歴史修正主義が影響力を持つなか,多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える.
<内容:アマゾン商品説明より>「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
あらゆる差別は、マジョリティには「見えない」。
日常の中にありふれた排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。韓国で16万部突破のベストセラー!
<内容:大月書店公式サイトより>「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)