小さいホワイトボードを冷蔵庫にくっつけているもんざです。
1週間の予定を手書きでメモしてますが、意外とこれが良い。
手帳もGoogleカレンダーも使ってるのに、こんなの意味あるの?って最初は思ってたけど。
イレイサーで全部消して真っ白にして、新しく書き直すのが儀式っぽくて単純に楽しいです。
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。「紳士協定―私のイギリス物語―」佐藤 優 (著)(新潮文庫)
著者のエンジンが、知的好奇心だ、という部分がよく分かるところを共有します。佐藤さんはチェコの神学者フロマートカに心酔しているのです。そのためロンドンのチェコ人の古書店主から、チェコの歴史や哲学も土曜に学んでいました。
(グレンが佐藤さんに質問)「でも、毎日、語学学校でも朝から晩までロシア語を勉強しているのでしょう。土曜日まで勉強してリラックスできるの」
「ロシア語の勉強と歴史や哲学の勉強では、頭の別の箇所を使うので十分リラックスできる。語学の勉強はあまり難しいことを考えずに、覚えて慣れなくてはならない要素が多い。自動車の運転免許の訓練に似ている。知的刺激がほとんどないので、3ヶ月も集中して勉強しているとくたくたになってしまう。そう、グレンの場合、ラテン語の勉強が退屈だろう。あれと同じだ」
「紳士協定―私のイギリス物語―」佐藤 優 (著)(新潮文庫)
このとき佐藤さんは、語学学校での英語研修が終了し、ロシア語の研修のため、ファーラー家とお別れして英国の陸軍語学学校の宿舎へ移っています。
ロシア語の勉強がハードすぎて、2ヶ月ほどグレンに連絡できなかったのですが、3ヶ月目にようやく連絡できて、グレンが陸軍宿舎に遊びに来て、近況を報告しあうんです。
何を楽しいと感じるか、どんな時にリラックスできるのか、個人差が大きい部分ですね。
参加者(4名)
- もんざ「紳士協定―私のイギリス物語―」佐藤 優 (著)(新潮文庫)
- じょあんなさん「The Death of Mrs. West away」by Ruth Ware
- maruさん「マルクス・アウレーリウス 自省録」 (岩波文庫) 神谷 美恵子 (著)
- りんさん「選書中」
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
共有予定の本
1986年、入省二年目の私はイギリスにいた。語学研修に追われる単調な日々の小さな楽しみは、ステイ先で出会った12歳のグレンとの語らいだった。ロンドン書店巡り、フィッシュ&チップス初体験。小さな冒険を重ね、恋の痛みや将来への不安を語りあった私たちは、ある協定を結んだ……。聡明な少年を苛む英国階級社会の孤独と、若き外交官の職業倫理獲得までの過程を描く告解の記。
<内容:アマゾン商品説明より> 「紳士協定―私のイギリス物語―」佐藤 優 (著)(新潮文庫)
On a day that begins like any other, Hal receives a mysterious letter bequeathing her a substantial inheritance. She realizes very quickly that the letter was sent to the wrong person—but also that the cold-reading skills she’s honed as a tarot card reader might help her claim the money.
Soon, Hal finds herself at the funeral of the deceased…where it dawns on her that there is something very, very wrong about this strange situation and the inheritance at the center of it.
<内容:アマゾン商品説明より> 「The Death of Mrs. West away」by Ruth Ware
あたかも一万年も生きるかのように行動するな.生きているうちに,許されている間に,善き人たれ──ローマ皇帝でストア派の哲人マルクス・アウレーリウス(121-180).多端な公務に東奔西走しつつ,透徹した目で自らを内省した記録は,古来,数知れぬ人々の心の糧となってきた.神谷美恵子の清冽な訳文に,新たな補注を加えた.(改版)
<内容:アマゾン商品説明より> 「マルクス・アウレーリウス 自省録」 (岩波文庫) 神谷 美恵子 (著)