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読書会までラスト7日/バイオダイバーシティ

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読書会(勉強会)
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想像力って知性だと思ったもんざです。

昨日はABD読書会で「世界の絶滅危惧食」(Eating of Extinction)が課題本でした。

私は第1章を担当しました。

  • タンザニアで狩猟採集民族ハッザが主食にするハチミツ
  • オーストラリアのアボリジニが食べていた地下塊
  • 米コロラドのネイティブアメリカンが大切にする薬草
  • インドの苦みと酸味が強いネイティブのオレンジ

それぞれに強烈な物語がありました。

特に、ハッザ、アボリジニ、ネイティブアメリカンが民族として受けた苦難に息が詰まりました。

イギリスが植民地に暮らす人々に対して、どのように非人間的な扱いをしたのか。

他民族の文化や生活を尊重する想像力が全く欠けていました。

入植時に持ち込んだ動植物が、どれほど生態系を狂わせたのか。

ダイヤモンドの「銃病原菌鉄」の内容も思い出しましたよ。

■世界には絶滅寸前の食べ物が5000以上も……失われていく「食の多様性」を考える書物

例えば、日本ではバナナと言えばキャベンディッシュ。
でも実際はいろいろな種類が存在しています。

■バナナ(ばなな)の主な品種一覧

世界中で単一品種だけが養殖されたり、栽培されるようになっています。

グローバルエコノミーを支えるしくみのせいで、私たちは急速にバイオダイバーシティを失い、環境も破壊されている状況です。

自分たちの快適さのために、地球上の様々な動植物を絶滅に追いやっている人びと。

絶滅を防ごうと種子を集めて保管する人びと。

そういう人々の存在をこの本で初めてリアルに感じることができました。

1.進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著) 

第4章は、自由と責任を結びつける常識を再検討する内容です。

言われてみれば、そうかもしれない、と思いつつ、まだ理解が追い付いていない部分もあります。

意志は各個人の内部に属する実体ではない。社会秩序を維持するために援用される虚構の物語である。

「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著)  (第4章 責任という虚構)

責任の正体に迫るためには、自由に関する我々の常識をまず改めなければならない。近代的道徳観や刑法理念において、自由意志の下になされた行為だから責任を負うと考えられているが、この出発点にすでに誤りがある。

「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著)  (第4章 責任という虚構)

美しさは当人に内在する性質ではない。美の根拠は外部すなわち社会規範に求められる。美しいから美人と呼ばれるのではなく逆に、美しいと社会的に感知される人が美人という称号を与えられる。同様に善悪の基準も、悪い行為だから我々が非難するのではない。我々が非難する行為が悪と呼ばれるのである。

「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著)  (第4章 責任という虚構)

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

2.参加者(3名)

  1. もんざ「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著) 
  2. にしやまさん「キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ」 横山 信弘 (著)すばる舎 
  3. りんさん(選書中)

共有予定の本

https://amzn.to/3BewmQC

人間は自由意志を持った主体的存在であり、自己の行為に責任を負う。これが近代を支える人間像だ。しかし、社会心理学や脳科学はこの見方に真っ向から疑問を投げかける。ホロコースト・死刑・冤罪の分析から浮き上がる責任の構造とは何か。本書は、自由意志概念のイデオロギー性を暴き、あらゆる手段で近代が秘匿してきた秩序維持装置の仕組みを炙り出す。社会に虚構が生まれると同時に、その虚構性が必ず隠蔽されるのはなぜか。人間の根源的姿に迫った著者代表作。文庫版には自由・平等・普遍の正体、そして規範論の罠を明らかにした補考「近代の原罪」を付す。

<内容:アマゾン商品説明より> 「増補 責任という虚構」 (ちくま学芸文庫) 小坂井敏晶  (著) 

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本書では、スグできて効果が出やすい「42の方法」を紹介している。
いずれも、長年コンサルタントの現場で使い、お客様と瞬時に信頼関係を結んだり、本音を引き出したりするうえで、有用なコミュニケーションスキルをベースにしている。

本書で紹介するコツを身につければ、日々の会話ストレスがグンと減ることは間違いない。
話がズレて「わかってないな」と思われる状態から一転して、
「わかってるね!」と言われるようになり、仕事がサクサク進み出す。
職場の人間関係が俄然良くなり、お客様から「キミには、つい本音を話しちゃうな」と言われるようになる。
さらにキーパーソンや重要な人物からも、絶大な信頼を勝ち取れるようになるはずだ。

<内容:アマゾン商品説明より> 「キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ」 横山 信弘 (著)すばる舎 
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