Facing Fear(恐怖に直面する)という10日間プランの瞑想を開始したもんざです。
贅沢なことですが、最近、非日常の楽しいことが多すぎるんです。
この楽しい事がいつまでも続く訳がない、と少し不安を感じ始めました。
私の理想は、心が平穏な状態です。
楽しすぎても、苦しすぎても、最良とはいえなくなっちゃうんですよね。
自分の精神と身体を上手にコントロールできる状態を目指しています。
そういえば忙しいという漢字は、心を亡くすって書きますね。
楽しいからと、忙しくし過ぎることのないように、しっかり瞑想時間も確保しなければ。
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著)
今回は第八節「近代文化の誕生」から興味深いところを共有します。ここでは、近代文化の哲人と言われるカントが、どんだけスゴイのかが語られています。(第八節から第十三節までが最終章である第三章近世哲学です)
カント前の哲学はすべてカント哲学に流れ込み、カント後の哲学はその源をカントに発するという意味において「カント哲学は近世哲学史上の貯水池である」と称せられるのである。
(第二章 中世哲学 第八節「近代文化の誕生」)「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著)
貯水池カント!ちょっと笑えました。
かくして外的権威への盲従が判然と拒絶されたところに中世は終りを告げ、つぎに学問と国家と宗教がくらやみから明るみに出て、それぞれ他のものの奴隷となることなく自己に固有な権威と価値を主張するところに、いわゆる「近代的世界」は始まるのである。
(第二章 中世哲学 第八節「近代文化の誕生」)「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著)
そういえば個人の権利や義務って、新しい考え方なのでした。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。
参加者6名
- もんざ「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著)
- じょあんなさん「本の読み方で学力は決まる」青春新書インテリジェンス 川島隆太著
- 西山さん「逆説の日本史」井沢元彦著 小学館
- maru (まる)さん「Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」イーサン・クロス (著), 鬼澤 忍 (翻訳)東洋経済新報社
- りんさん「春にして君を離れ」 (クリスティー文庫)アガサ・クリスティー (著), 中村 妙子 (著, 翻訳)
- 清宮さん「さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生」 (集英社文庫) 伊東 乾 (著)
参考
哲学を歴史として体系的に把握できる名著として紹介され続けてきた作品。ギリシャ、中世、近世、現代哲学も、現代哲学も現象学からプラグマティズムに新実在論まで、なぜこのような思想は現れ、流行後になぜ消えたか?という問いを軸に学ぶことができる。生の哲学の樹立者にして、ノーベル文学賞も受賞したベルクソン。氏の研究でも知られる著者が遺した、通読できる哲学史の決定版!「哲学を歴史として、体系的に見ていくには1960年代の教科書が一番いい」佐藤優氏が復刊を熱望し続けてきた入門書、ついに甦る。※本書は1949年に勁草書房より刊行され、62年に同社より新版が出された『哲学思想史』を文庫化したものです。底本には71年の新版第8刷を使用しました。
「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 内容(「BOOK」データベースより)
小中学生4万人の脳解析データが実証した衝撃の「科学的事実」とは! ◎読書習慣がないと、毎日勉強しても成績は平均以下◎読み聞かせで子どもと大人の脳が変わる…ほか
「本の読み方で学力は決まる」青春新書インテリジェンス 川島隆太著 内容(「BOOK」データベースより)
歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。第25巻では、まず西洋近代化の流れのなかで進んだ文学、国語、唱歌に関する「文化大改革」について幅広く考察する。初代文部大臣・森有礼が推し進めた「日本語を廃止し、英語を国語化する」という驚くべきアイデアはなぜ生まれ、そして闇に葬られたのか? また、明治政府が「唱歌」に込めた、隠された意図とは何だったのか?
「逆説の日本史25」井沢元彦著 小学館 https://www.shogakukan.co.jp/books/09407206 小学館公式サイト 書籍の内容より
「なぜ昨日はあんなことを言ってしまったのか」「明日のプレゼンはうまくいくだろうか」
「Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」イーサン・クロス (著), 鬼澤 忍 (翻訳)東洋経済新報社
私たちはつねに頭のなかで、自分自身と話をしている。
このような声は、過去から学び、未来への計画を立て、自分が何者かを知るために不可欠な、進化がもたらした人類ならではの能力だ。
しかし、ときとして、この「頭の中のひとりごと(チャッター)」は、暴走し、私たちの思考を乗っ取ってしまう。その結果、私たちは「考えすぎ」に陥り、ストレスに飲み込まれ、集中力を失い、正しい判断ができなくなる。
では、どうしたらこの「チャッター」を制御し、より良い人生を送ることができるのだろうか?
世界的な心理学者が提示する、「チャッター」をコントロールするための、誰もが使える26のツール。
優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる…女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。
内容(「BOOK」データベースより)「春にして君を離れ」 (クリスティー文庫)アガサ・クリスティー (著), 中村 妙子 (著, 翻訳)
なぜ彼は地下鉄にサリンを撤かねばならなかったのか。オウム真理教事件・豊田亨死刑囚と東大物理学科で同級生だった著者が、知を尽くし存在をかけて迫った「親友の大罪」。脳生理から性のタブーまで「7つの問い」の答えを求める彷徨の末に見たものは?真に裁かれるべきは誰なのか?第4回開高健ノンフィクション賞受賞作品。選考会騒然、評価を二分した問題作、ついに文庫化。
「さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生」 (集英社文庫) 伊東 乾 (著