9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム

読書会までラスト5日/中世哲学のおわり

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9. 読書会(勉強会)
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都市比較の方法が気になっているもんざです。

​土曜の昼から外出し、一泊二日でマニラ市の中華街ビノンドを散策してました。

ハノイ旅行の直後だったから、ものすごく比較してしまいました。

しかし都市比較って、どうやって基準を設定するのか迷うところ。

n=1でしかありませんが、日本人女性の観光客目線だと、美味しいものが食べたいなら、ビノンドはハノイに勝てないなぁと思いました。

旅行の目的にもよりますけどね。

ダークサイド寄りのカルチャーショックを受けたいなら、間違いなくビノンドが勝てる。

でも日本人女性でそういうのを求めて海外旅行する人は主流じゃないものね。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 

今回は第七節「普遍者論争」から興味深いところを共有します。ここでは、トマス・アクィナス、スコートゥス、オッカムなどが展開した論理を簡単に学ぶことができます。

またスコラ哲学(教会に属する学院で研究された)の目指したものと、その衰退が語られます。

スコラ哲学が最初にその課題として掲げたところの—宗教の内容を哲学をもって説明しようとすることが、ほんらい不可能な企てであることが明らかにされ、数世紀にわたるスコラ哲学の努力は遂に悲しむべき自殺に陥ったのである

(第二章 中世哲学 第七節「普遍者論争」)「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 

絶対的な存在としての神がいることや、教会の存在が真理であることを、論理で裏付けて哲学的に証明しようとしたけど、結局できなかった。。。

こうして大きな哲学はひとつの大きな転換点を迎え、時代も中世から近世へ進んでいきます。

新たな一歩の前に、ひとつの崩壊があったってことですね。

今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。

photo of person holding a book
Photo by Enzo Muñoz on Pexels.com

参加者6名

  1. もんざ「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 
  2. じょあんなさん「本の読み方で学力は決まる」青春新書インテリジェンス 川島隆太著 
  3. 西山さん「逆説の日本史」井沢元彦著 小学館 
  4. maru (まる)さん「Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」イーサン・クロス (著), 鬼澤 忍 (翻訳)東洋経済新報社
  5. りんさん「選書中」
  6. 清宮さん「さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生」 (集英社文庫) 伊東 乾 (著)

参考

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哲学を歴史として体系的に把握できる名著として紹介され続けてきた作品。ギリシャ、中世、近世、現代哲学も、現代哲学も現象学からプラグマティズムに新実在論まで、なぜこのような思想は現れ、流行後になぜ消えたか?という問いを軸に学ぶことができる。生の哲学の樹立者にして、ノーベル文学賞も受賞したベルクソン。氏の研究でも知られる著者が遺した、通読できる哲学史の決定版!「哲学を歴史として、体系的に見ていくには1960年代の教科書が一番いい」佐藤優氏が復刊を熱望し続けてきた入門書、ついに甦る。※本書は1949年に勁草書房より刊行され、62年に同社より新版が出された『哲学思想史』を文庫化したものです。底本には71年の新版第8刷を使用しました。

哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 内容(「BOOK」データベースより)
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小中学生4万人の脳解析データが実証した衝撃の「科学的事実」とは! ◎読書習慣がないと、毎日勉強しても成績は平均以下◎読み聞かせで子どもと大人の脳が変わる…ほか

「本の読み方で学力は決まる」青春新書インテリジェンス 川島隆太著 内容(「BOOK」データベースより)
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歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。第25巻では、まず西洋近代化の流れのなかで進んだ文学、国語、唱歌に関する「文化大改革」について幅広く考察する。初代文部大臣・森有礼が推し進めた「日本語を廃止し、英語を国語化する」という驚くべきアイデアはなぜ生まれ、そして闇に葬られたのか? また、明治政府が「唱歌」に込めた、隠された意図とは何だったのか?

「逆説の日本史25」井沢元彦著 小学館 https://www.shogakukan.co.jp/books/09407206 小学館公式サイト 書籍の内容より
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「なぜ昨日はあんなことを言ってしまったのか」「明日のプレゼンはうまくいくだろうか」
私たちはつねに頭のなかで、自分自身と話をしている。
 このような声は、過去から学び、未来への計画を立て、自分が何者かを知るために不可欠な、進化がもたらした人類ならではの能力だ。
 しかし、ときとして、この「頭の中のひとりごと(チャッター)」は、暴走し、私たちの思考を乗っ取ってしまう。その結果、私たちは「考えすぎ」に陥り、ストレスに飲み込まれ、集中力を失い、正しい判断ができなくなる。
 では、どうしたらこの「チャッター」を制御し、より良い人生を送ることができるのだろうか?
 世界的な心理学者が提示する、「チャッター」をコントロールするための、誰もが使える26のツール。

「Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」イーサン・クロス (著), 鬼澤 忍 (翻訳)東洋経済新報社
さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生 (集英社文庫)
なぜ、彼はサリン事件の実行犯になったのか 普通の大学生と、テロリストの分岐点はどこだったのか。地下鉄サリン事件の実行犯となった同級生の足跡を辿り、見えてきた日本の暗部とは…。第4回開高健ノンフィクション賞受賞作。(解説/田中優子)

なぜ彼は地下鉄にサリンを撤かねばならなかったのか。オウム真理教事件・豊田亨死刑囚と東大物理学科で同級生だった著者が、知を尽くし存在をかけて迫った「親友の大罪」。脳生理から性のタブーまで「7つの問い」の答えを求める彷徨の末に見たものは?真に裁かれるべきは誰なのか?第4回開高健ノンフィクション賞受賞作品。選考会騒然、評価を二分した問題作、ついに文庫化。

「さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生」 (集英社文庫) 伊東 乾 (著
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