読書会(勉強会)カウントダウンコラム

読書会までラスト7日/ユダヤ教とキリスト教のちがい

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読書会(勉強会)
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瞬間だけで生きてるもんざです。

先日のハノイ旅行は一人旅ではなかったので、一緒にいた方からたくさんの気づきが得られました。

特に面白かったのは考え方の違い。

現地で合流したYさんに、ハノイに到着した日に「帰りたくない!」と超悲しそうに言われた時、驚いて「来たばっかりでしょ?」って言ってしまいました。

私は「今が楽しいのなら、先のことを考えて悲しくなることに使う時間ってもったいなくない?」

とか、合理的に考えているわけでもないのですが、あんまりそういう思考になったことがなかったので新鮮でした。

いま、この瞬間のことしか考えられない能天気な性格と、旅行大好き人間ではないから、Yさんと同じような発想にならないんだろうなぁと思います。

自宅に帰って一人でホッとする瞬間が最高だと感じるために、修行で旅行している感じかなぁ。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 

今回は第五節「キリスト教思想」から興味深いところを共有します。

ここから第二章 中世哲学のお話が始まります。

なんかね、現代社会の出来事をすこしでも理解したいと思ったら、世界宗教の成りたちとか思想を学ぶことは避けて通れない道みたいなんですよね。

(仏教、イスラム教、キリスト教など人種,民族,国家,言語,文化などの境界をこえて広がっている宗教を一般的に世界宗教とよぶ)

先日、ユダヤ教について知る機会があったんですが、キリスト教との違いがイマイチ分からなかったんです。

でも、ここを読んで腑に落ちました。

かくてパウロによって、キリストが説いたキリスト教ではなく、キリストを信じるという意味においての新しいキリスト教が確立せられた。(中略)こういうふうにキリスト教が民族的なユダヤ教と全く趣を異にして超民族的な世界的宗教として自覚せられた以上、この体験を基として広く異民族の間にも福音をひろめることは、当然内から湧き出る要求でなければならぬ。かくしていわゆる異邦人伝道は、はじまるのである

(第二章 中世哲学 第五節 キリスト教思想)「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 

ユダヤ教は基本的に布教はせず、母系で受け継がれるのだとか。

同じ経典を持つのに、ぜんぜん違う理由はコレだったんですね。

やはり崇拝されるレベルの人になると死後に勝手に祭り上げられちゃう部分は避けられないんだな。

今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。

参加者6名

  1. もんざ「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 
  2. じょあんなさん「本の読み方で学力は決まる」青春新書インテリジェンス 川島隆太著 
  3. 西山さん「逆説の日本史」井沢元彦著 小学館 
  4. maru (まる)さん「Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」イーサン・クロス (著), 鬼澤 忍 (翻訳)東洋経済新報社
  5. りんさん「選書中」
  6. 清宮さん「さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生」 (集英社文庫) 伊東 乾 (著)

参考

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哲学を歴史として体系的に把握できる名著として紹介され続けてきた作品。ギリシャ、中世、近世、現代哲学も、現代哲学も現象学からプラグマティズムに新実在論まで、なぜこのような思想は現れ、流行後になぜ消えたか?という問いを軸に学ぶことができる。生の哲学の樹立者にして、ノーベル文学賞も受賞したベルクソン。氏の研究でも知られる著者が遺した、通読できる哲学史の決定版!「哲学を歴史として、体系的に見ていくには1960年代の教科書が一番いい」佐藤優氏が復刊を熱望し続けてきた入門書、ついに甦る。※本書は1949年に勁草書房より刊行され、62年に同社より新版が出された『哲学思想史』を文庫化したものです。底本には71年の新版第8刷を使用しました。

哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 内容(「BOOK」データベースより)
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小中学生4万人の脳解析データが実証した衝撃の「科学的事実」とは! ◎読書習慣がないと、毎日勉強しても成績は平均以下◎読み聞かせで子どもと大人の脳が変わる…ほか

「本の読み方で学力は決まる」青春新書インテリジェンス 川島隆太著 内容(「BOOK」データベースより)
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歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。第25巻では、まず西洋近代化の流れのなかで進んだ文学、国語、唱歌に関する「文化大改革」について幅広く考察する。初代文部大臣・森有礼が推し進めた「日本語を廃止し、英語を国語化する」という驚くべきアイデアはなぜ生まれ、そして闇に葬られたのか? また、明治政府が「唱歌」に込めた、隠された意図とは何だったのか?

「逆説の日本史25」井沢元彦著 小学館 https://www.shogakukan.co.jp/books/09407206 小学館公式サイト 書籍の内容より
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「なぜ昨日はあんなことを言ってしまったのか」「明日のプレゼンはうまくいくだろうか」
私たちはつねに頭のなかで、自分自身と話をしている。
 このような声は、過去から学び、未来への計画を立て、自分が何者かを知るために不可欠な、進化がもたらした人類ならではの能力だ。
 しかし、ときとして、この「頭の中のひとりごと(チャッター)」は、暴走し、私たちの思考を乗っ取ってしまう。その結果、私たちは「考えすぎ」に陥り、ストレスに飲み込まれ、集中力を失い、正しい判断ができなくなる。
 では、どうしたらこの「チャッター」を制御し、より良い人生を送ることができるのだろうか?
 世界的な心理学者が提示する、「チャッター」をコントロールするための、誰もが使える26のツール。

「Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」イーサン・クロス (著), 鬼澤 忍 (翻訳)東洋経済新報社
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なぜ彼は地下鉄にサリンを撤かねばならなかったのか。オウム真理教事件・豊田亨死刑囚と東大物理学科で同級生だった著者が、知を尽くし存在をかけて迫った「親友の大罪」。脳生理から性のタブーまで「7つの問い」の答えを求める彷徨の末に見たものは?真に裁かれるべきは誰なのか?第4回開高健ノンフィクション賞受賞作品。選考会騒然、評価を二分した問題作、ついに文庫化。

「さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生」 (集英社文庫) 伊東 乾 (著
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