9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム

読書会までラスト8日/欲望を捨てたいという矛盾する欲求

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9. 読書会(勉強会)
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簡単に相手を不快にする方法が分かったもんざです。

相手の話を聞かずに遮って話し出すとか、同時にかぶせて話すとか。

意図的ではなかったはずですが、母にコレをやられて思わずカチンときちゃいました。

母が私に「邪魔しないで!」と怒ると、私も「そっちでしょ?」とプンスカして。

でもよく考えたら全く同じタイミングで話し始めるってよほど気が合ってるってことなのかも。

3度くらい発話が被ったので最後には吹き出しちゃいましたけどね。

何を話すか、内容も重要だけど、会話の間合いも超重要だな、という気づきでした。

誰かを怒らせたいと思った時に、使えるテクニックを手に入れた!

しかし、いったいどこで使う?(笑)

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 

今回は第四節「自由の問題」から興味深いところを共有します。

ここは第一章古代哲学の最後の部分で、紀元前の話なんだけど、現代人の感覚と全く変わんないなーと思えたりして面白いんですよね。

さて、人間の生活にゆとりがなくなり、しかも激変して行く世相に際会して如何に身を処すべきかという問題に直面した場合、その中心的な関心事をなすものは、人間は如何にすればかくも窮屈な状態の中にあってなおかつ外界の有為転変から自由になることができるか、という問題であろう

(第一章 古代哲学 第四節 自由の問題)「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 

自由獲得の方法に関して、ここに3つのスタイルが生まれます。

1つ目は禁欲主義、2つ目は快楽主義、3つ目は懐疑主義。

でも著者の淡野さんは、これらの学説には理論的な欠陥が含まれてるから、救いにならないと指摘します。

もしも「美味しいものを食べたい」という欲を捨てられたら、心の平和は得られるかもしれません。

でも「欲を捨てたい」という「欲求」がすでに発生しているため、無限の連鎖から逃れられないんですよ。

さぁ、どうする?これの解決策はないのか?いや、あるでしょ?

ってところで、第二章中世哲学に繋がっていきます。わくわく!

今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。

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Photo by Jane Doan on Pexels.com

参加者5名

  1. もんざ「哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 
  2. じょあんなさん「本の読み方で学力は決まる」青春新書インテリジェンス 川島隆太著 
  3. 西山さん「逆説の日本史」井沢元彦著 小学館 
  4. maru (まる)さん「Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」イーサン・クロス (著), 鬼澤 忍 (翻訳)東洋経済新報社
  5. りんさん「選書中」

参考

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哲学を歴史として体系的に把握できる名著として紹介され続けてきた作品。ギリシャ、中世、近世、現代哲学も、現代哲学も現象学からプラグマティズムに新実在論まで、なぜこのような思想は現れ、流行後になぜ消えたか?という問いを軸に学ぶことができる。生の哲学の樹立者にして、ノーベル文学賞も受賞したベルクソン。氏の研究でも知られる著者が遺した、通読できる哲学史の決定版!「哲学を歴史として、体系的に見ていくには1960年代の教科書が一番いい」佐藤優氏が復刊を熱望し続けてきた入門書、ついに甦る。※本書は1949年に勁草書房より刊行され、62年に同社より新版が出された『哲学思想史』を文庫化したものです。底本には71年の新版第8刷を使用しました。

哲学思想史 問題の展開を中心として」 (角川ソフィア文庫) 淡野 安太郎 (著) 内容(「BOOK」データベースより)
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小中学生4万人の脳解析データが実証した衝撃の「科学的事実」とは! ◎読書習慣がないと、毎日勉強しても成績は平均以下◎読み聞かせで子どもと大人の脳が変わる…ほか

「本の読み方で学力は決まる」青春新書インテリジェンス 川島隆太著 内容(「BOOK」データベースより)
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歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。第25巻では、まず西洋近代化の流れのなかで進んだ文学、国語、唱歌に関する「文化大改革」について幅広く考察する。初代文部大臣・森有礼が推し進めた「日本語を廃止し、英語を国語化する」という驚くべきアイデアはなぜ生まれ、そして闇に葬られたのか? また、明治政府が「唱歌」に込めた、隠された意図とは何だったのか?

「逆説の日本史25」井沢元彦著 小学館 https://www.shogakukan.co.jp/books/09407206 小学館公式サイト 書籍の内容より
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「なぜ昨日はあんなことを言ってしまったのか」「明日のプレゼンはうまくいくだろうか」
私たちはつねに頭のなかで、自分自身と話をしている。
 このような声は、過去から学び、未来への計画を立て、自分が何者かを知るために不可欠な、進化がもたらした人類ならではの能力だ。
 しかし、ときとして、この「頭の中のひとりごと(チャッター)」は、暴走し、私たちの思考を乗っ取ってしまう。その結果、私たちは「考えすぎ」に陥り、ストレスに飲み込まれ、集中力を失い、正しい判断ができなくなる。
 では、どうしたらこの「チャッター」を制御し、より良い人生を送ることができるのだろうか?
 世界的な心理学者が提示する、「チャッター」をコントロールするための、誰もが使える26のツール。

「Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」イーサン・クロス (著), 鬼澤 忍 (翻訳)東洋経済新報社


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