読書会(勉強会)課題図書

「時間は存在しない」絶妙な引用

読書会(勉強会)
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11月20日(土)ABD読書会の課題本 「時間は存在しない」カルロ・ロヴェッリ (著), 冨永 星 (翻訳) NHK出版を読んでいます。(ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)という読書形式について詳しく知りたい方はこちら)今回は、絶妙な引用に痺れた、という話です。

グレイトフルデッドからも引用

いつか英語版の「時間は存在しない」も読んでみたい、そう思わせるくらい、カルロ・ロヴェッリの文章は魅力的。読者を見事に作者の世界に引き込む翻訳がうっとりするくらい素晴らしいからかも。

原書はイタリア語なので残念ながら読めませんが、日本語で読み終わった後に、別の言語でもう一度味わってみたいんですよね。

この本の魅力のひとつは、文学、絵画、音楽などからの適切な引用が豊富なことでしょう。第一部の最後、第五章の終わりに挿入されていたグレイトフルデッド*の歌詞の引用も絶妙でした。(*1965年結成のアメリカのロックバンド)

「現在」という概念は機能しない。この広大な宇宙に、わたしたちが理に適った形で「現在」と呼べるものは何もない。(中略)きみのその腕時計を海に投げてしまえ。そしてわかろうとしろよ。きみが捕まえようとしているその時が、ただの針の動きだっていうことを……。というわけで、時間のない世界に入るとしよう。

「時間は存在しない」カルロ・ロヴェッリ (著), 冨永 星 (翻訳) NHK出版 第一部 時間の崩壊 第五章 時間の最小単位

You got to deep-six your wristwatch, you got to try and understand
The time it seems to capture is just the movement of its hands

“Walk in the Sun” by The Grateful Dead

参考

deep six (noun) Definition of deep six (Entry 2 of 2)slang
: a place of disposal or abandonment —used especially in the phrase give it the deep six

https://www.merriam-webster.com/dictionary/deep-six

“時間”の再解釈:天才カルロ・ロヴェッリが指南する“クオンタムネイティヴ”へのマインドセット @wired_jp

The Physics and Philosophy of Time – with Carlo Rovelli(55分)

この本のもくじ

私は第一章と第九章を担当することになりました。どうやって3分で紹介しようか。。。

第一部 時間の崩壊
    第一章 所変われば時間も変わる
    第二章 時間には方向がない
    第三章 「現在」の終わり
    第四章 時間と事物は切り離せない
    第五章 時間の最小単位

第二部 時間のない世界
    第六章 この世界は、物ではなく出来事でできている
    第七章 語法がうまく合っていない
    第八章 関係としての力学

第三部 時間の源へ
    第九章 時とは無知なり
    第一〇章 視点
    第一一章 特殊性から生じるもの
    第一二章 マドレーヌの香り
    第一三章 時の起源

眠りの姉 ← これカルロさんのあとがきみたい。非常に痺れる内容。好きすぎる。
日本語版解説  吉田伸夫
訳者あとがき 冨永 星
原注

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