ふりかえり

習慣化できた!そこで安心せずメンテナンスしよう

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ふりかえり
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色々なことを習慣化したいと考えている人は多いでしょう。運動、読書、語学学習など。習慣化するのは確かに難しいですよね。ただ、習慣化できたら、それでOKか、というと実は違うんじゃないか、って気がしてきました。習慣化も行き過ぎると、問題になることに最近気づきました。どうやって習慣化できたものをメンテナンスするのか。備忘記録を残しておきます。

目的がすり替わってません?

頑張って習慣化できたものほど、今度はその習慣を止めるのが難しくなることがあります。個人的な体験ですが、筋トレやランニングなどのスポーツ系の習慣化は、やりすぎにならないように注意が必要かなと思っています。(ケガや体調不良に繋がる可能性があるため)

毎日コレをやる!と決めたら、やらないと気持ち悪いレベルまできた場合、一般的には習慣化が成功したとみなされるでしょう。でも、その先の注意点って、意外とおざなりになってませんか。

当初の目標を達成したら、本来の目的を見失わないように、一度しっかりと振り返りをすると良い気がします。

例えば、毎日10分走る、という習慣が1ヶ月継続できたら、とてもうれしいですよね。これからも、頑張って続けるぞ!という気持ちになると思います。ここで立ち止まって「どうして毎日10分走ることを習慣化したかったのか」「1ヶ月続けることで、その目的は達成できたのか」をチェックするんです。

これをすることで、目的がすり替わるのを防ぐことができます。具体例を挙げると、健康づくりが目的だったのに、毎日走ることが目的になり、体調が悪かろうが天気が悪かろうが万難を排する勢いで毎日走ろうとしてしまう、みたいな感じですね。

中毒あるいはサンクコスト

ここまで頑張ったんだから止めたくない、そういう気持ちは、強い原動力になるのですが、その分、中毒性も高いです。とはいえ、冷静に状況を判断して、目的を見失わないように意識するのも簡単じゃありません。

行動によって積み重ねられた習慣は、貯金のように目に見えるわけではないし、サンクコストかどうかも明確ではないから、もったいなくて、止めるのにも勇気がいるんですよね。そういう意味では、習慣化は一人ではなく、誰かと一緒にやるのが良さそうです。

計画、実行、振り返りも含めて、仲間と一緒に取り組むと、目的からズレてしまうことも防ぎやすいのでおススメですね。(仲間を見つけるには、みんチャレがおすすめ)

やっぱり止められない

やりたいことを習慣化できたのは良いけど、やることだらけ!1日のタスクで、クタクタに疲れちゃう。私は、そんな状態だった時もありました。自分の能力を過信してたんですね。1日にできることを盛り込みすぎてました。

細かく行動記録をつけて、自分を客観視する努力をしたら、自分が実際に使える時間と能力を正しく把握できるようになった気がします。とはいえ、まだまだ、止められないもの、捨てられないものはあるので、KPIとPDCAを意識しつつ、独りよがりにならないように、他の方の意見を積極的に聴いて改善していこうと思ってます。

習慣化の技術も「守破離」があるのかもしれません。まずは、継続できるようになること。次に、その習慣をアレンジすること、最後にその習慣を捨てても目的が達せられる境地にたどり着くこと、って感じでしょうか。本質を見失わないこともキーワードですね。

参考

サンク‐コスト【sunk costs】すでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のこと。埋没費用。[補説]それまでに費やした資金や労力、時間を惜しんで事業を継続すると、損失が拡大するおそれがあることから、意思決定に際して、サンクコストは無視するのが合理的とされる。→コンコルドの誤謬(ごびゅう)

“サンク‐コスト【sunk costs】”, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-11-11)

ちゅう‐どく【中毒】[名](スル)1 生体内に入った薬物・毒物や生体内の代謝産物によって病態や機能障害が生じること。経過から慢性と急性とに分けられる。どくあたり。「食い合わせで―する」「ガス―」2 置かれた状況になれて特に変わったことだとは感じなくなること。また、あるものへの依存が強く、ちょっとでも不足すると非常に強い飢餓感をもつこと。「活字―」「仕事―」

“ちゅう‐どく【中毒】”, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-11-11)

万難を排する(ばんなんをはいする)
あらゆる困難を乗り越える。種々の障害を押しのける。

“おもな慣用句”, 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-11-11)

ケー‐ピー‐アイ【KPI】
《key performance indicator》企業などの組織において、個人や部門の業績評価を定量的に評価するための指標。達成すべき目標に対し、どれだけの進捗がみられたかを明確にできる指標が選択される。これをもとに、日々の進捗把握や業務の改善などが行われる。重要業績評価指標。重要業績指標。成果指標。

“ケー‐ピー‐アイ【KPI】[key performance indicator]”, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-11-11)

《PDCA cycle PDCAは、plan-do-check-act(action)の略》生産・品質などの管理を円滑に進めるための業務管理手法の一。(1)業務の計画(plan)を立て、(2)計画に基づいて業務を実行(do)し、(3)実行した業務を評価(check)し、(4)改善活動(act)が必要な部分はないか検討し、次の計画策定に役立てる。

“ピーディーシーエー‐サイクル【PDCAサイクル】”, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-11-11)

しゅ‐は‐り【守破離】
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

“しゅ‐は‐り【守破離】”, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-11-11)

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