9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

「未完の資本主義」第2章 フリードマンはめちゃくちゃトークがうまい

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9. 読書会(勉強会)
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4月の読書会(第117回ZOOMで読書会)で、私はこちらの本を共有する予定です。今回は、第2章トーマス・フリードマン氏のお話から気になったところを共有します。

「未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来」 (PHP新書) ポール・クルーグマン ほか(著))
[音声DL付]「英語で理解する 未完の資本主義」(アルク)大野 和基 (著)

「フラット」「スマート」「スピード」

英語版のインタビュー音声を聴いたのですが、フリードマン氏は、めちゃくちゃトークがうまい。何がうまいって緩急の付け方が俳優さんみたい。インタビュー音声を聴いていても、巧みな話術に引き込まれました。

インタビュアー大野氏の解説によると、フリードマン氏は、ほぼ完璧な書き言葉で話しているとのこと。英語は文章体の書き言葉で話すことが知性の高さを証明するらしく、フリードマン氏がまさにそれってことらしい。

フリードマン氏は 現代社会を理解するキーワードとして、「フラット」「スマート」「スピード」を上げます。

「今ではより多くの人が公平に競争できますーーーこれまで以上に多くの方法で、より長時間、より多くの場所から、より多くの人たちと競争し、つながり、協業することができるようになったのです」I said it feels like the world is flat, that more people now can compete and collaborate with more other people is more ways, on more days, from more places than ever before.
「世界はフラットからファーストになり、スマートになったのです。そのためにすべてのものが変わりつつあるのです」The world’s gone from flat to fast to smart. And that’s what’s really changing everything.
「ファースト化した世界で起こることの1つとして、最も開放的なシステムが成功する傾向を挙げることができます」One of the things that happens when the world is fast is that the most open system tends to thrive, you know.

[音声DL付]「英語で理解する 未完の資本主義」(アルク)大野 和基 (著) 第2章トーマス・フリードマン

日本の成長が止まってしまったのは、根深い社会の閉鎖性に問題があるのではないか、という結論でした。次回は、第3章を共有しますね。

もくじ

  • 第1章 ポール・クルーグマン(ノーベル賞経済学者)――我々は大きな分岐点の前に立っている 
  • 第2章 トーマス・フリードマン(『フラット化する世界』著者・NYタイムズコラムニスト)――「雇用の完新世」が終わり「人新世」がはじまる ←いまココ
  • 第3章 デヴィッド・グレーバー(文化人類学者・ウォール街占拠運動の理論的指導者)――職業の半分がなくなり、「どうでもいい仕事」が急増する
  • 第4章 トーマス・セドラチェク(『善と悪の経済学』著者・チェコ共和国経済学者)――成長を追い求める経済学が世界を破壊する
  • 第5章 タイラー・コーエン(ジョージメイソン大学教授・経済学者)――テクノロジーは働く人の格差をますます広げていく
  • 第6章 ルトガー・ブレグマン(ジャーナリスト・歴史家)――ベーシックインカムと1日3時間労働が社会を救う
  • 第7章 V・M=ショーンベルガ―(オックスフォード大学教授・ビッグデータの第一人者)――「データ資本主義」が激変させる未来

Thomas L. Friedman
[1953― ]トーマス・L・フリードマンは、国際的に有名な作家、記者、コラムニスト。3つのピューリッツァー賞を受賞。2つは中東からの国際報道で、3つ目は9.11について書かれた彼のコラムです。 7冊のニューヨークタイムズベストセラーの著者—「ベイルートからエルサレムへ―NYタイムズ記者の中東報告」「レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体」Longitudes and Attitudes「フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来」「グリーン革命」「かつての超大国アメリカ―どこで間違えたのか どうすれば復活できるのか」(マイケルマンデルバウムとの共著)「遅刻してくれて、ありがとう 常識が通じない時代の生き方」。 フリードマンは1953年7月20日にミネソタ州ミネアポリスで生まれ、セントルイスパークの中流階級のミネアポリス郊外で育ちました。
Thomas L. Friedman is an internationally renowned author, reporter, and, columnist. He is the recipient of three Pulitzer Prizes – two for international reporting from the Middle East and a third for his columns written about 9/11. He is the author of seven New York Times bestsellers — From Beirut to Jerusalem, The Lexus and the Olive Tree, Longitudes and Attitudes, The World Is Flat, Hot Flat and Crowded, That Used To Be Us (with Michael Mandelbaum) and, most recently, Thank You For Being Late. Friedman was born in Minneapolis, Minnesota, on July 20, 1953, and grew up in the middle-class Minneapolis suburb of St. Louis Park.

トーマス・フリードマンThomas L. Friedman.公式サイト (参照 2021-04-12)

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

読書会の参加予定(3名)

  1. もんざ (主催者)「未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来」 (PHP新書) ポール・クルーグマン ほか(著) 
  2. にしやまさん「英語独習法」 (岩波新書) 今井 むつみ  (著)  
  3. Cai Linさん「 Atomic Habits 」 James Clear 著  (ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 ジェームズ・クリアー (著)  ) 

共有予定の本

未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来 (PHP新書) | ポール・クルーグマン, トーマス・フリードマン, デヴィッド・グレーバー, トーマス・セドラチェク, タイラー・コーエン, ルトガー・ブレグマン, ビクター・マイヤー=ショーンベルガー, 大野和基 | 国際ビジネス | Kindleストア | Amazon
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