第112回ZOOMで読書会で共有予定の本を読み進めているので、読書記録を残しておきます。
■社会契約論/ジュネーヴ草稿 (光文社古典新訳文庫) ルソー (著), 中山 元 (翻訳)
ルソーは18世紀の思想家
ジャン・ジャック・ルソー(1712-1794)は、18世紀フランスを代表する思想家であり、小説家、作曲家でもありました。「社会契約論」(1762)のテーマは主権在民で、この思想がフランス革命を導き、日本も含めて多くの国々に影響を与えたと言われています。
発禁そして放浪
ルソーといえば、教育論「エミール」(1762)も有名ですが、この2冊は出版されると、なんと!
この内容が社会の秩序を乱し、キリスト教の教えを破壊するという理由で禁書処分になるのです。
ルソーにも逮捕状(!)が出されて、フランス、スイス、イギリスをさまよう放浪生活に。
258年前の社会って、こんなですよ。
自由に自分の考えを言ったら罰せられる。
言いたいことを言うのも命がけだった社会から、いまやSNSで誰でも何でも言いたい放題の時代です。
ルソーが現代によみがえったら、どんなことを言うんだろうな~。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。
参加者の紹介予定本
Amazon.co.jp: 社会契約論/ジュネーヴ草稿 (光文社古典新訳文庫) eBook : ルソー, 中山 元: Kindleストア
Amazon.co.jp: 社会契約論/ジュネーヴ草稿 (光文社古典新訳文庫) eBook : ルソー, 中山 元: Kindleストア

逆説の日本史23 明治揺籃編 琉球処分と廃仏毀釈の謎 (小学館文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。日本文化の構造的欠陥を糺す! 本書では、近現代史考察するための序論として「近現代史を歪める人々」と題した...

チーズはどこへ消えた? (扶桑社BOOKS)
この小さな本が世界のビジネスマンを変えてゆく! 迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。ところがある日、その...

断る力 (文春新書)
私が今、タイムマシンに乗って20代後半の自分にたった一つアドバイスするとしたら、「『断る力』を一刻も早く、身につけること」と言うでしょう。(中略)私が相手の言いなりにならずに拒否をする力を身につけることができたと確信したのは、34歳で初めて...