力仕事だなと気づいたもんざです。
私は肩や首のこりがひどくなりがちなので、よくマッサージに行きます。
自分が揉んでもらった方法をぼんやりと覚えているので、記憶をたどりながら、足や腰が痛いという母を夜に5分ほどマッサージしています。
そして気づいたのは、これを30分、1時間とやるのは、かなり体力が必要だということです。
でも気持ちよかった、ラクになった、と言われるととてもうれしいですね。
進捗報告
今月みなさんと共有するのはこちらです 。
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今回は第6章「ボンボン政権の誕生とソーシャルメディア選挙」から印象に残ったところを共有します。
この章では、マルコス家がどのようにドゥテルテ家と協力して選挙活動を行い、大統領選挙で勝利したのか、著者が分かりやすく解説をしています。
引用「ボンボンが大統領選で圧勝した要因には、サラ(ドゥテルテ)とタッグを組んだことや高い支持率を維持したドゥテルテ政権の路線継承を唱えたことなどがあるが、それらに劣らず、いやそれ以上に重要な役割を果たしたのがソーシャルメディアである。ボンボン陣営はSNSを駆使することで求心力を高め、敵を徹底的に攻撃する戦略。戦術と実践で他候補を圧倒した」
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引用「実際の選挙戦に大きな力を持ったのは、公式アカウントよりもインフルエンサーと呼ばれる人々が発した膨大な投稿だ。自発的なもの、純粋な支持者のものもあったろうが、多くは陣営や周辺にいる人々による組織的なプロパガンダとみられる。これらは「トロール・アーミー(Troll Army)」「トロール・ファーム」(Troll Farm)と呼ばれた。荒らし集団、あるいはデジタル雇い兵とでもいうべき存在である」
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お金をばらまいてトロール・アーミーを雇い、SNSで自分たちを持ち上げる情報を拡散すると同時に、選挙相手を貶める戦略に米国の選挙コンサルティング会社(ケンブリッジ・アナリティカ、以下CA)が関与していることを疑う証拠として、著者はノーベル賞を受賞したマリア・レッサがCAの元社員ワイリーにインタビューした記事(2019.9)内容を読者と共有します。
これを読むとフィリピンの政治は、選挙コンサル会社のモルモットとして使われていたようにみえます。(もちろん、政権はコンサル利用を否定しています)
ここで問題になるのは、ファクトチェックを行い、真偽が明確になったとしても、すでにドゥテルテやマルコスの支持者となっている場合は、多くがエコ・チェンバーやフィルター・バブルに入り込んでいるため、真実を認めようとしません。
自分がフィルターバブルに入ってことを自覚するのは非常に難しいですし、それを他人が指摘しても、さらに反発され、エコ・チェンバーを強化することになったり。
自分は大丈夫と思わずに、インターネットの偏った情報に、どっぷりとつかり過ぎていないか、私も注意しなければと考えさせられました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。
参加者(3名)
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- (仮)やまぐちさん
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共有予定の本
アジアや東欧の民主化の先駆けとなったピープルパワー革命から約40年。国を追われたマルコスの息子がいまや大統領となり、独裁時代の記憶が抹消されつつある。メディア弾圧とフェイクニュースが横行する現在、フィリピンの民主主義の姿とは。現地在住のジャーナリストが長年の取材をもとに描き出す、渾身のルポ。
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