読者に思考を求める本に出会えると、うれしいもんざです。
答えを明確に示すハウツー系の本と、深く考えるヒントをくれる本は役割が全く違います。
いま友人と英語版で読んでいるグレーバーの「ブルシット・ジョブ」は、多くの人が見て見ぬふりをしている部分を可視化し、読者に思考を迫ってくるので面白いです。
この本は、12月ABD読書会の課題本になりました。邦訳はkindle本がないため、英語版kindleで読んでいるので、頑張って読むスピードを上げます。(こういうポジティブな強制力って、私には非常に効果があるので助かります)
■「ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論」デヴィッド・グレーバー (著), 酒井 隆史 (翻訳), 芳賀 達彦 (翻訳), 森田 和樹 (翻訳)
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ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論
やりがいを感じないまま働く。ムダで無意味な仕事が増えていく。人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し、ブルシット・ジョブ蔓延の...
関連情報
デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』の魅力――仕事とケアの深層 – 渡部朝香|論座 – 朝日新聞社の言論サイト