今月、私は「大衆の反逆」にチャレンジ中。今回は、第一部:大衆の反逆 10:原始性と歴史から、気になったところについてメモしておきます。
歴史的知識は、成熟した文明を維持し継続していくための第一級の手段である。(中略)もしもあなたが年をとり、したがって生が困難になり始めただけでなく、過去の記憶も失ってしまい、自分の経験を活用しなくなると、そのときには万事があなたにとって不利になる。私はヨーロッパの現状がまさにこれだと思っている
(第一部:大衆の反逆 10:原始性と歴史「大衆の反逆」オルテガ著 )
「大衆の反逆」ホセ・オルテガ・イ・ガセット (著), 桑名一博 (翻訳)
分かりやすい比喩と辛辣な言葉
オルテガは比喩が巧みで、非常に分かりやすく丁寧に説明してくれているんですけど、それは、この作品はもともとが1926年にマドリードの新聞に連載された論説だったこととも関連しているのでしょう。
分かりやすい事例だけじゃなくて、辛辣な言葉もかなり多い気がします。(「ばかは死なねばなおらないのであり、救いの道はないのである」とか。。。)おそらく当時の読者もワクワクしながら新聞を手に取って、よくぞ言ってくれた!みたいにスカッとした気分を味わっていたのかも。
参加者(5名)
- もんざ (主催者)「大衆の反逆」オルテガ (著)
- たろうさん 「アフターデジタル2 UXと自由」藤井 保文 (著)
- あさはらさん「こころ」夏目漱石 (著)
- にしやまさん「グイン・サーガ」五代ゆう(著)
- maru(まる)さん「世界はシステムで動く」ドネラ・H・メドウズ(著)
共有予定の本
Amazon.co.jp: 大衆の反逆 (白水Uブックス) 電子書籍: ホセ・オルテガ・イ・ガセット, 桑名一博: Kindleストア
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