7月のテーマから働くって何だろうな、自分の理想とする働き方って何だろうなって考えさせられる本に色々出会ってうれしいもんざです。
デザイナーである西村さんが、デザインを通じて「仕事のあり方」を考えている本を手に取りました。デザインをお仕事にしている方々がインタビューに答えて語っている言葉の深みと重みは、丁寧に生きること、深く考えることに根ざしていて圧倒されます。
「どんなに「よく出来て」いても、「出来」自体は意味を保証しない。それらは位相が違う。iPhoneのように親しまれている携帯端末も、忌み嫌われているプラスティック製の対人地雷も、どちらも「よく出来て」はいるのだから。どれほど高度な技術が伴っていようと、本人が信じても愛してもいないことに時間や力を注いだところで、その仕事は人を温めない。むしろ冷やすし、さらに言えばその人の精神をバラバラにすると思う」(引用P.11-12)
「いまの社会、とくに都市には「働いているか、お金を使っていると居場所がある」ような側面があって、その度合いは毎日少しずつ強まっていると思う。働いてもいなければお金も使わないような人は、本当に身を置く場所の少ない世界になっていて、その方向でチューンナップが重ねられている」(引用P.102)
「別の言い方をすると「生産と消費」がこの時代の人間のあり様になっているとしたら、そこに生の全体性はないんじゃないか。でも全体性がある方が間違いなく生き生きとする」(引用P.103)
マザーハウスの山崎副社長や、サイボウズの青野社長もそうでしたが、この本に登場する様々な人々は、みなさん真っ直ぐに、どのような仕事をすれば、どのような働き方をすれば、自分の周囲を幸せにできるのかを考えている強い信念を持った方達でした。
本質から逃げちゃダメだって、アタマでは分かっていても、実行するのは容易ではありませんが、少し勇気をもらうことができました。
読書会には私を含めて9名が参加の予定です。
自己紹介と進捗報告がまだの方はそろそろお願いしますね。
それでは、また明日(^^)
■参加者■2017/07/10 現在
1. もんざ
2. Jeffさん
3. りんさん
4. にしやまさん
5. けえわんDスパイディさん
6. 希一さん
7. TSUNAMIさん
8. チャーミカズさん
9.kei0404さん