読書会(勉強会)カウントダウンコラム

読書会まで11日 言葉の意味がちがう

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読書会(勉強会)
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5か月ぶりにマッサージを受けて癒されたもんざです。
美容院や床屋さんは、6月中旬以降にようやく営業が許可されるようになったのですが、マッサージやスポーツクラブなどは、まだ再開されていませんでした。

メトロマニラは、6月末で終わるはずだったGCQ(一般的なコミュニティ隔離措置)が7月15日まで延長されていたので、15日以降になれば状況が変化するかも、と考えていました。

でも、ふと見たら、OPENの看板が出ているマッサージ屋さんがあって、恐る恐る確認したら、今日から開けました、というので、体温を測って、アンケート用紙に健康上の必要事項を記入して、マスクをした状態でしたがマッサージを受けることができました。

おかげで、肩甲骨から首のあたりの強張りがずいぶんラクになりました。美容院やマッサージ店が営業してくれることがこんなにありがたいなんて、以前は想像もしませんでした。不自由になってみないと、ありがたみが分からないもんなんですね。

さて、私は、こちらの本を共有させていただく予定です。

「善の研究」 西田 幾多郎  (著)
「NHK 100分 de 名著 西田幾多郎『善の研究』」 講師:若松英輔

「宗教的要求は自己に対する要求である、自己の生命についての要求である。我々の自己がその相対的にして有限なることを覚知すると共に、絶対無限の力に合一してこれに由りて永遠の真生命を得んと欲するの要求である」

(第4編宗教 第1章宗教的要求「善の研究」 西田 幾多郎  (著))

ここで使われている「宗教」という言葉は、現代の私たちがイメージするものと定義が違うと若松さんは解説します。宗教に限らず、宇宙も、神もちがうんですよ。

  • 宗教=現代人が考える宗派宗教とは異なる=人間を超えた大いなるもの(真理、実在などの言葉で表現できない人間の思考を超えたもの)を言語表現をかりて説いたもの=哲学とつよく関連する
  • 宇宙=森羅万象の異名(外的空間+内的世界)
  • 神=内界と外界の双方の根本のはたらき=人間を超えながら、同時に人間の心に内在する=確かに存在するが知り尽くすことはできない

えええ?全然ちがうじゃない!これを分かってないと誤読しちゃうから、予備知識がない人は独学できないんですね。。。若松さんが作ってくれた辞書で翻訳しながら読むと、何となく少し理解できた気になるのですが、たぶん気のせいでしょう。

「『善の研究』の読者である私たちが経験するべきは、この本を読みながら、概念としての「自己」「神」あるいは「永遠の真生命」を理解することではなく、これらの意味が深化していく過程そのものです」

(第2回善とはなにか 「NHK 100分 de 名著 西田幾多郎『善の研究』」 講師:若松英輔)

別のところでも、若松さんは、西田さんと一緒に考えろ、一緒に道に迷って山に登れ、というようなことを書いています。迷ったら若松さんの解説を読みつつ、少しずつ読み進めていきます。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

共有予定の本・関連図書など

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