英文ニュースで世界を読む会に参加したので、備忘記録を残しておきます。
5/25付NYTの記事を読解(テーマ:EU)
4回目の参加は6/6(土)。この日は5/25付けのニューヨークタイムズから”Will unity prevail in the E.U.?”という記事を精読しました。参加者は11名(男2女9)でした。
今回の記事から、EUがパンデミックで受けた被害に対して、どのような画期的な対策を講じると決めたのか、その内容と目的などについて学ぶことができました。
この記事を執筆した記者は、存在価値に疑問を感じる加盟国が増え、解体の危機が近づいていたEUだったが、加盟国がウイルスという共通の敵が出現したことにより、共同体の連帯感が強まり、EUの存在価値のアピールに繋がったと考えているようです。
加盟している国々の考え方は、それぞれ異なるのですが、今回の危機によって、EUの設立理念が再びしっかりと理解されることになったのでしょう。
要約(作成途中です)
欧州統合(EU)の父、ジャン・モネが危機を通じてヨーロッパの強さが試される時が来て、やがて解決策が得られるだろうと十数年前に語っていたが、それがまさかコロナ危機だったとは、モネ自身も想像できなかったでしょう。このEU史上で最も深刻な危機のなか、EUは解決策をみつけました。
単語帳
forged
convergence 連帯する
audacious, audacity 大胆な
grants 無償で与える
transfer union 弱い国を助ける方針
参照
EU:マーストリヒト条約(1993)により設立されたヨーロッパ地域統合体。
“ヨーロッパ連合”, 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-06-06)
EUは、加盟国からなる共同統治のシステムである。それは、国家なみの統治機構を備えるものの、国家ではなく、かといって国家と国家の集まりである通常の国際機関とも異なる。その独自のシステムを通じて、加盟国(民)は一国では達成しえない平和や繁栄や権力を共同で手にしてきたといえる。
理論的にいえば、EUは、主権国家システムを基調とする世界秩序に対する興味深い逸脱例として語られてきたが、その独自性とも相まって等身大の理解がむずかしく、主権や民主政のあり方が問われる論争的な存在であり続けている。
モネ Monnet, Jean 1888.11.9~1979.3.16 フランスの実業家.
“モネ(Monnet, Jean)”, 岩波 世界人名大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-06-06)
コニャック酒造業者.第一次大戦下では商務省の駐在員として,カナダからの物資買付けを担当.戦後,国際連盟の事務次長 [1919-23] を経て,銀行家.ナチス・ドイツの脅威を前に,物資買付け使節団長として訪米 [38] .第二次大戦中はアメリカに対し英仏への物資供給を促し,国民解放委員会の軍需・補給・再建委員 [43] ,国民経済会議議長 [45] を歴任.ついで近代化整備計画委員会長官として産業復興の〈モネ・プラン〉を発表 [47] ,また独・仏の石炭鉄鋼共同管理に関する〈シューマン・プラン〉作成に協力,〈ヨーロッパ合衆国のための行動委員会〉を設立し [55] ,〈欧州統合の父〉とも呼ばれる.
クリスティーヌ・ラガルド Christine Lagarde 1956.1.1~フランスの政治家、弁護士。元国際通貨基金(IMF)専務理事。国民運動連合所属。現欧州中央銀行総裁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(参照 2020-06-06)
シェンゲン協定Schengen Agreement
“シェンゲン協定[イミダス編 国際情勢]”, 情報・知識 imidas 2018, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-06-06)
人が自由に往来できるヨーロッパを目指して、国境や空港での出入国審査を廃止する協定。1985年、ルクセンブルクのシェンゲンで、フランス、西ドイツ(当時)、ベルギーなど5カ国が締結し、95年にスペインとポルトガルが参加して発効した。その後、EU(欧州連合)加盟国以外のノルウェーなども加えて15カ国に増えた。2007年12月21日、旧東欧諸国のポーランド、ハンガリー、チェコなど9カ国が新規加盟。陸路と海路では、審査なしで国境を越えられるようになった(空路では08年3月末から)。これにより、外国人旅行者であっても、いったん入れば旅券の提示が不要となる、往来自由な「シェンゲン圏」が拡大した。同圏の面積は約360万平方km、人口は約4億人となる。移動の自由が保障される一方、犯罪者の流入や不法移民などに対する懸念も強く、EU加盟国でもイギリス、アイルランドなどは加盟していない。
6月9日付け日経オンラインに掲載されていたコラムも参考として。
「テレビ会議だと結論が出ない!」対面での妥協をEUは模索/上野 泰也 (みずほ証券チーフMエコノミスト)
雑談
6/6(土)初めてグリーンパパイヤを買ってみた。下ごしらえが分からなかったので、YouTubeで動画を探して見たら、意外と簡単で拍子抜けした。調理法が良く分からないから手を出さずにいたけど、地元のものを食べるのが一番安上がり。知ってるものだけ買おうとすると、輸入ものだったりして割高になるし。
シンカマス、グリーンパパイヤ、シネグラスなど、日本だと手に入りにくいけど、美味しい果物や野菜は色々ある。失敗を恐れず、チャレンジしてみようっと。
**2020年3月16日にフィリピン政府からアナウンスがあって、マニラは3月17日(火)から4月12日(日)までEnhanced Community Quarantine (ECQ)を実施中だったが、4月7日(火)に4月30日(木)まで延長が決定。4月24日(金)に発表があり、5月15日(金)まで再延長が決定。5月13日(水)に発表があり、検疫体制をMECQ(Modified Enhanced Community Quarantine)に変更し5月31日(日)まで行うと発表。5月16日(土)規制が緩和されショッピングモールの営業が開始。6月1日(月)GCQ(一般的なコミュニティ隔離措置)がスタート。6/15に終了の予定。その後は、MGCQ?