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ECQあけまで18日 Fast & Slow読書会

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先週に引き続き、今週もりんさん主催のThinking Fast & Slow(ダニエル・カーネマン著)の読書会に参加した。(4月12日14時~)
私は、全3回のうち、2と3にだけ参加させていただいた。りんさんとhiroさんが話題を広げてくれるので、そこをとっかかりにして、参加者は自分の意見を発言しやすかったと思う。最終回の参加者は私を含めて5名。第4部と第5部について、各自が読んだ感想をシェアした。

話題になったこと

  1. 人間の判断は必ずしも合理的とは限らない
  2. 損失に対してハイリスクを恐れなくなる
  3. 参照点(アンカー)に意思決定が引きずられる
  4. リスクポリシー→別の選択肢をもう一つ出す
  5. 後知恵を排除する方法→予想される後悔を全て書き出す
  6. 幸福感→瞬間が蓄積されたもの
  7. 生活満足度→全般的な満足度(年収に左右される)
  8. ピークエンド(終わり良ければ総て良し)

参加者の感想

  • この本を読んで知識は得られたけれど、日常生活では、きっと同じ失敗を繰り返してしまう気がするから、自分に絶望する。
  • 失敗を恐れて判断しないことを選択していた自分に気づけた。
  • 自分を振り返る良いきっかけになった。
  • この本を辞書的に使って、状況を読み解けるようになる。
  • 失敗してみることで視野が広がり、成功への道筋がつかみやすくなる。
  • 歴史から学ぶことは、視野を広げること。
  • 客観的に良い点をみること、人に伝えること。
  • システム1に対してシステム2をしっかり働かせられるようになる。
  • 個人よりも組織のほうがより良い判断決定をしやすい?
  • 他人のほうが客観的に判断してくれる

現実社会において、すべての条件を一度に並べてみることは難しいことも多い。
具体的な数字でリスクを見積もることも容易ではない。
そのときに与えられた限定された情報で、できる限り最善と思われる方法を選ぶ努力をするしかない。

今回の読書会に参加して改めて気づいたのは、どのくらいサードプレイスで信頼できる人の意見を得られるか、が重要だということだった。どれだけ頑張ってみても、自分だけで思考しているとバイアスがかかるし、視野が狭くなる。
でも、そこで虚心坦懐に他人の意見を聴き、良い点も悪い点も客観的に素直に受け止められるようになれば、ちょっと複雑に思われる意思決定においても、より合理的な判断が可能になるように思われる。

ただし、誰にでも意見を求められるわけじゃないのだ。
この人の意見なら信頼できる、という人を見つけておく必要がある。
そういう意味では、読書会で一緒にFast & Slowを読み、意見を交換した人たちは、カーネマンが投げかけた問いと価値観を理解する努力をしているし、信頼できる仲間だと私は感じる。

**2020年3月16日にフィリピン政府からアナウンスがあって、マニラは3月17日(火)から4月12日(日)までEnhanced Community Quarantine (ECQ)を実施中だったが、4月7日(火)に4月30日(木)まで延長が決定。
マニラのECQあけまで、のこり18日。

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