読書会(勉強会)カウントダウンコラムZoom読書会

読書会まで6日 のりかえ

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読書会(勉強会)
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Dropboxの有料版を年間更新しなかったもんざです。
これは複数のデバイスや人と簡単に情報を共有したり、同期して保存できる大容量のオンラインストレージ・サービスで、私は、2018年から2年間有料版を使用していました。
便利なんですけど、どんどん値上がりするし、マニラに来てからは、正直なところ、そこまで有効活用できていませんでした。
 
問題は、Dropboxで保管していたデータをどうするかでしたが、類似のサービスを提供しているOneDriveを使用することに決めました。
データの移行って時間がかかりそう、と始める前は憂鬱だったのですが、想像以上にスムーズでホッとしています。
今まで使っていたから、と惰性で使い続けるのではなくて、更新時期に合わせて、いろいろな契約プランの見直しをする予定をスケジュール化しておくのは大切だな、と改めて思いました。自分の状況も変化していきますし、サービスもアップデートされていきますものね。

さて、課題です。
わたしは、こちらを読んでいます。
(1)は22日のZOOM読書会用で、(2)は29日の純文学読書会用です。

(1)「やさしいダンテ 神曲」阿刀田高 (著) 

「ウェルギリウスは”なすべきことをおこなう意思の根底に愛があること”そして”その愛は自然の愛と意図的な愛の二つに分けられること”を説き、愛の哲学を詳説するが、これもまたダンテの考えをウェルギリウスに語らせたものと推定してよさそうだ」

「やさしいダンテ 神曲」阿刀田高 (著)  (第八話 愛と自由な意思)

地獄を脱出して、煉獄(地獄→煉獄→天国という流れで移動中)に至ったウェルギリウスとダンテですが、ここでも色々な罪を犯した人々が登場します。地獄に落とされた人は、救いがなさそうですが、煉獄に落とされた人は、償いをすれば罪が清められ、やがて天国へいける、という設定になっているようです。

引用した部分は、煉獄の第四層では怠惰の罪(なすべきことを、なさなかったことについて償いが必要)が清められる、という話について阿刀田さんの解説されています。
自然の愛=母性愛、意図的な愛=異性愛、みたいなイメージでしょうか。

神曲 地獄篇は、1月から私が受講している佐藤優さんのオンラインセミナーの課題本なので読んでいるのですが、3冊あるうちの、地獄篇だけが課題本なのですよね。佐藤さんによると、現代の世界情勢に絡んだ歴史を理解するなら、地獄篇だけ読んでいれば十分、煉獄編と天国篇は、特に読まなくてOKとのことだったので、その2冊の原作は購入しておらず、阿刀田さんの本でまかなっておこうとしております(汗)

(2)Thinking, Fast and Slow (English Edition) Kindle版Daniel Kahneman  (著)

 “In today’s world, terrorists are the most significant practitioners of the art of inducing availability cascades. With a few horrible exceptions such as 9/11, the number of casualties from terror attacks is very small relative to other causes of death. Even in countries that have been targets in of intensive terror campaigns, such as Israel, the weekly number of casualties almost never came close to the number of traffic deaths. … Terrorism speaks directly to System 1 .”

Thinking, Fast and Slow (English Edition) Kindle版Daniel Kahneman  (著) (Part2. Heuristics and Biases  Ch13.Availability, Emotion, and Risk)

ここでカーネマンは、テロに遭遇する可能性と、交通事故に遭遇する可能性を比較しています。
交通事故死する人数の方が多いけど、テロは私たちのシステム1(恐怖という感情)に直接訴えてくるので、大多数の不安を煽るんですよね。
現在の社会状況と比較すると、いまのコロナウイルスに関する報道は、とても私たちのシステム1を刺激してきます。
フィリピンでも、街中でマスクを着用している人が増えて、マスクの値段が高くなって品薄になっています。

この本もそうですが、ハンス・ロスリングのファクトフルネスでも、同じ指摘がありました。
恐怖にとらわれたまま、やみくもに行動せず、いったん冷静になってリスクを計算して(これは、ファクトフルネスに書かれていました→ Risk=danger X exposure)正しく心配することです。

まぁ、実際のところ、言うほど実践は簡単じゃないですけど、でも、この2冊(ファスト&スローとファクトフルネス)を読むだけでも、ずいぶん違うと思います。

さて、読書会まで、あと6日です。
ぽておさん、22日にもお申込みいただき、ありがとうございます!

■現在の参加予定
(1)は22日のZOOM読書会で、(2)は29日の純文学読書会です。

(1)参加者(2名)
1.もんざ
2.ぽておさん

■22日読書会用ノート
https://docs.google.com/document/d/1eEKFzV–rMCaNPtMExOxp3Dz4r1UrQ_Q2bin3z5Ggcs/edit?usp=sharing

(2)参加者(7名:満席)
1.もんざ
2.りんさん
3.じょあんなさん
4.ぽておさん
5.にしやまさん
6.masatakaさん
7.とろみさん

■29日用読書会ノート
https://docs.google.com/document/d/1JU-EeivTNDzLpL8YwbDESYR8_X4OxLT2qBOMQOeb6GU/edit?usp=sharing

今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。

やさしいダンテ<神曲> (角川文庫)
腐った役人、裏切り者のお金持ち、嘘つきの宗教者。みんなそろって地獄堕ち。迷える中年ダンテ。詩人ウェルギリウスの案内で地獄を巡り、考えた。死んだらどうなるの? 地獄に堕ちるのはどんな人? 地獄の底には誰がいる? 暴食、吝嗇、浪費、自殺、賭博、...
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