食に関しては、高すぎる期待値は良い効果を生まないと思ったもんざです。
いつも行列ができている神保町のうどん「丸香」さんに、行列がありませんでした。
雨も降っているし平日の15時半なので隙間時間だったようです。
お腹は減っていなかったのですが、並ばずに食べられるのであれば、試してみるか、という気持ちで入って「肉うどん」を注文しました。
本当は、お気に入りの讃岐うどん屋さんと比較するために、「カレーうどん」にしようと考えていたのですが、目の前の人が食べていた肉うどんが美味しそうだったので、同じものに決めました。たっぷりとお肉が入ってお値段700円。確かに美味しかったけれども、30分~1時間も待って食べなくてもいいかなーー。あとはコストパフォーマンスも、栄養バランスから考えると中華料理に軍配を上げちゃう。お気に入りの中華料理屋さんは、700円ランチで、ご飯おかわり自由、サラダ、フルーツ、焼売が食べ放題だったりするんです。同じ700円をランチで使うなら、行列して急いでうどんをかき込むより、ゆっくりご飯を食べて、デザートは杏仁豆腐とフルーツの方が、まったりできます。ランチに関しては、私の参照点が高すぎるのかもしれません。
(「参照点」=利得と損失の評価基準になる当初の状態(文庫版の下巻P.96))
さて、課題です。第31章~第34章では、人間(ヒューマン)が、いかに合理的に考えて選択することが苦手かという事例が紹介されています。株の売買や保険の掛け金、訴訟の事例など、あとはサンクコストバイアスなど、身近なことに引きつけて考えると、より理解が深まりますね。
第31章 リスクポリシー
※ 広いフレーミングを意識しよう!「小さく勝って小さく負ける」
第32章 メンタル・アカウンティング
※ 後悔に先手を打つ→予想される後悔を書き出して可視化
第33章 選好の逆転
※ 合理的な判断を下すためにより広い総合的な枠組みで考える
第34章 フレームと客観的事実
※ 臓器提供の質問形式がオプトインなら同意率が低く、オプトアウトなら高くなる
ここまでが第4部ですね。第35章~第38章、結論までが第5部「二つの自己」です。
第5部は、私にとっては全体を通して最も楽しく読み応えがある内容でした。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いいたします。