ネオ・ソーシャリズムって何だろう?調べなきゃ、と思っているもんざです。
金曜の夜に2月の哲学クラブがあるんですけど、テーマがパーソナル・ファイナンスとネオ・ソーシャリズムなんですよね。
今回は友人が参加できず、ひとりで行くことになるため、正直にいうと参加を迷っています。
まぁ、でも客観的に考えると、貴重な機会だから、どう考えても行くべきなんですよ。
参加者の人たちは、みんな優しいし、話を聞いているだけでも面白いので。
ただ、あまりにも自分の会話レベルが低すぎて、終わった後に、どっと疲れて、めっちゃ凹むってだけなんです。
すべての言語が同じだと思いますが、4技能(読む・話す・書く・聴く)に、どれくらいの時間を訓練に費やしたかで、習熟度が変わってきます。
特に、現在の私の英会話における課題は「瞬発力・臨機応変力のなさ」ですから、哲学クラブは最適の訓練場所です。
よし!決めた!やっぱり、一人でも行くぞ!
さて、課題です。
わたしは、こちらを読んでいます。
(1)は22日のZOOM読書会用で、(2)は29日の純文学読書会用です。
(1)「やさしいダンテ 神曲」阿刀田高 (著)
「炎に焼かれながらも清き者への憧れを歌い、それを喜びとしている。言ってみれば、ここが地獄と煉獄のちがいらしい。地獄ではひたすら苦しむ。ここでは苦しみが浄化へのプロセスとして喜ばしいのである。おそらくこの亡者たちの傷もやがて癒えるにちがいない。」
「やさしいダンテ 神曲」阿刀田高 (著) (第九話 ベアトリーチェの怒り)
ダンテは、地獄から煉獄に到着して、ようやく念願の初恋の女性ベアトリーチェに再会できます。地獄に迷い込んだ時のダンテは35歳になっていますが、同年代であるベアトリーチェは24歳で病没しています。9歳の時に出会って一目惚れし、その後、ほんの数回会っただけ、しかも言葉もほとんど交わしていない相手に、ここまで恋焦がれ理想化して、神曲という作品を描くダンテの空想力は、まさに神業ですよね。
とはいえ、煉獄に到達したダンテは、最愛のベアトリーチェから、非常に厳しく懺悔を迫られ、著者の阿刀田さんは、それがちょっと納得できないみたいです。なんで、ダンテがそこまで怒られなきゃいけないのだろう、って。私は、ダンテってM系なんだな、と勝手に納得してますが。
(2)Thinking, Fast and Slow (English Edition) Kindle版Daniel Kahneman (著)
“So if you believe that there is a 40% chance that it will rain sometime tomorrow, you must also believe that there is a 60% chance it will not rain tomorrow, and you must not believe that there is a 50% chance that it will rain tomorrow morning…
Thinking, Fast and Slow (English Edition) Kindle版Daniel Kahneman (著) (Part2. Heuristics and Biases Ch14. Tom W’s Availability )
“This start-up looks as if it could not fail, but the base rate of success in the industry is extremely low. How do we know this case is different?” “
私たちは、どれくらいの確度の根拠があって、物事を判断しているのでしょうか。
「みたものが全て」になっていないかとか、関連しそうなストーリーに無意識に引きずられていないか、など、この本を読むと、具体的に注意すべきポイントが分かります。何となく、こんな話があったよなぁ、と軽く記憶に残っているだけでもミスジャッジが減らせそう。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。