とりあえず、思い切って質問を送ってみた。どんな質問かといえば、本を読んで分からなかったところについて、意味が分からないので教えてください、って送ったのでした。
うわー、これはステキだ!と思って、勢いでオンラインサロン(朝日新聞が主催している佐藤優さんの「読み解く技法」というやつ)に入会したのは良かったけれど、受け身のままでいたら、ただ動画を見ているだけで終わっちゃいそうなんですよね。まぁ、別にそれでも私は、日常生活が楽しくなるし、読書のモチベーションUPにつながるので、非常にありがたいことなんですけど。
ひとりで本を読んでいると、あー、よく分かんない、でも、まぁいっか、って読み飛ばしていることがすごく多かったんです。
でも、2018年に佐藤優さんのセミナーを2回(池袋カルチャースクールと新潮講座)受けて、ああ、そういう読み方をしているから、私はいつまでたっても、ダメなんだなって分かって、すこしは心を入れ替えたんですよ。
とはいえ、分かんないものは、分かんないんですよ。
私は数学が、からっきしダメなんですが、中学とか高校で、なにか数学の問題を解こうとすると、どこから手を付けていいか分からなくて脳も身体も固まるかんじがあって、ほんとに、ヘビに睨まれたカエルって、こんなかんじ?って思うくらい、テストとか授業中とか死にかけてました。
本を読んでいるときに出会う分からないことって、数学の分からないこととは全然ちがって、気が遠くなるような目眩は感じないんですけど、ものすごくモヤモヤするようになってしまったのです。調べて解決しなきゃいけないこと、みたいな感覚に少しずつ変化しちゃったみたいで。
まぁ、でも、読み飛ばしていたことすら気づいていなかった頃に比べれば、格段に成長したのかもしれません。
分からないということを、ちゃんと言語化して、教えてくれそうな人に尋ねてみるというところまで、ようやくできるようになったんです。
(人生相談も含めて、いろんなことを、このオンラインサロンに入会している人は佐藤さんに質問できるらしいんですけど、これ、すごくないですか?そのうち人生相談も送ろうかと思っているんですけど、なんて書いていいのか分からないので、まだ保留中なんです)
でも正直いうと、ちょっと迷いました。だって、なんかバカみたいで恥ずかしいな、とか思っちゃって。
こんなことも分かんないの、なんでこんなことをいちいち聞いてくるの、ウザいやつだなって思われたらイヤだなとか、とか絶対に言われないって分かってるんだけど、どうしてもネガティブなことを考えちゃうんですよね。
自分で考えたネガティブなことを「そんなこと考える必要ないでしょ!」って否定してから、ようやくポチポチと文章を入力して、質問メールを送っておりました。
ようやく質問したと思ったら、また別のネガティブな思考が出てきて、私の頭で理解できるお返事がくるのか、それとも、これを読んだら分かるようになりますよ、とか言って、難しい本を勧められたらどうしよう、とか、考えてるんですよねぇ。やれやれ。暇すぎるのかもしれない。
質問を見つける力
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