読書会(勉強会)カウントダウンコラム

読書会まで7日 超越欲求

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読書会(勉強会)
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なぜホラー映画って人気があるんだろう、と思うもんざです。
私は、怖い映画を見ることができません。怖い漫画もダメです。サスペンス系は大丈夫ですが、スプラッタ系とか、気持ち悪い系(幽霊系?なんていうのか良く分かりません)は確実にムリです。

小説だったら、何とか読めますが好んで読むことはありません。でも、愛好家が大勢いるからこそ、このようなジャンルが確立しているんですよね。
怖いもの見たさ、というのは私にもあって、ドキュメンタリー映画だったら、けっこうグロテスクな表現があっても耐えられるのですが、なんでしょうね。恐怖を娯楽として楽しむ、という感覚がよくわからない。

あ、でも古代や中世ヨーロッパ、そして日本でも、公開処刑という制度はあったし、人間や動物が生死をかけて戦うような格闘を、興奮して楽しむ人たちは、古代から現代まで世界中でずっと存在しつづけています。
なんだろう。人間の脳に必要なのかな?

さて、課題です。わたしは、こちらを読んでいます。
■「愛するということ」 新訳版 Kindle版 エーリッヒ・フロム  (著), 鈴木晶 (翻訳)

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「母親は子どもをもつことによって自分自身を超越し、幼児への愛は母親の人生に意味と目的を与える(男が、人工物や思想を生み出すことによって自分を超越したいという衝動をもつのは、子どもを産むことで超越への欲求を満たすことができないからである)」

「愛するということ」 新訳版 Kindle版 エーリッヒ・フロム  (著), 鈴木晶 (翻訳) 第二章 愛の理論 3 愛の対象 3-b 母性愛

ここでフロムは、人間の持つ権力欲や支配欲、ナルシシズムといった欲求から生じた「愛」と、自分のためには何も望まない本当の「愛」の違いを説明しつつ、人間の欲求の男女差にも言及しているのだけれど、これって、どうなんだろう?

以前、私は、なぜ哲学者は男性ばかりで、女性が少ないんだろう?と疑問に思ったことがあったので、なるほど、こういう理由か、と思わなくもない。でも女性が子どもを産みたいと思うのは、超越欲求とかじゃなくて、単純に遺伝子の命令によるもので、動物の本能だからって考えるのが妥当じゃないのかな。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

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