読書会(勉強会)カウントダウンコラム

読書会まで8日 気おくれ

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読書会(勉強会)
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気おくれする、なんてもったいない!という言葉にパワーをもらったもんざです。新しいことや興味を持ったことには、チャレンジしようとしていますが、ときどき、「あー、ちょっと私には厳しかったかな?」と悲しくなることもあります。

今月、佐藤優さんの「読み解く技法教室」というオンラインサロンに入会したのですが、現在の課題図書が、ダンテの「神曲」なんです。古典を読みたかったので、これは全く問題ないのですが、過去の講義動画を見て、受講者さんたちの発言を聞いたとき、とても気おくれしました。
第1回目の講義(2019年6月)で、佐藤さんが全受講者に「最近読んだ本と、感銘を受けた本と、講義に期待すること」を確認していたんです。私は、どれもこれも知らない本ばかりで、この時点で、自分の場違い感に唸り始めてました。(2018年にリアル講義に参加したときもそうだったんですけどね。。。)

佐藤さんは、「その本に感銘を受けるということは、●●も好きかも」などと受講者にアドバイスをされていて、「佐藤さんのアドバイス、ステキすぎる!受講者さん、羨ましすぎる!そういえば私が最近読んだ本って何だっけ?感銘を受けた本って、私のあれだと、ちょっと場違いかな?」とか、一人でぶつぶつ言ってました。

思い切ってチャレンジして、そのあとに「ど、どうしよう?」って頭を抱えてうずくまる、みたいなこと、イヤなんですけれども、でも、何にもしないのはもっとイヤだったりします。
だから「気おくれ」している暇があったら、「気おくれしなくなるには、どうしたらいいか」を考えて行動したほうが建設的ですよね。りんさん、アドバイスありがとうございます!

さて、課題です。わたしは、こちらを読んでいます。
■「愛するということ」 新訳版 Kindle版 エーリッヒ・フロム  (著), 鈴木晶 (翻訳)

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「私のいう兄弟愛とは、あらゆる他人にたいする責任、配慮、尊重、理解(知)のことであり、その人の人生をより深いものにしたいという願望のことである。(中略)すべての人間がもつ人間的な核は同一であり、それに比べたら、才能や知性や知識のちがいなど取るにたらない。(中略)自分の役に立たない者を愛するときにはじめて、愛は開花する。(中略)また、自分自身を愛することは、助けを必要としている不安定で脆弱な人間を愛することでもある」

「愛するということ」 新訳版 Kindle版 エーリッヒ・フロム  (著), 鈴木晶 (翻訳) 第二章 愛の理論 3 愛の対象  3-a 兄弟愛)

ここを読んで、私が教えを受けたいと思って惹かれる人たちは、「兄弟愛」があるんだ、と気づきました。私が今月オンラインサロンに入会した佐藤優さんにしても、2011年3月から2017年4月まで入会していた勝間和代さんのオンラインサロンにしても、2017年3月に、数回参加させてもらった中島義道さんの哲学塾にしても。

彼らは、自らの知識や経験を、他者がその人の人生をより深いものにできるようにするために、分け与えてくれていると感じました。リアルに目の前で彼らのお話を聴いて、自分の頭で考えたり、行動したことで、実際に私の人生はより深まった実感があります。
そして、この文章を読んで、最も心が痛かったところは「自分自身を愛すること」でした。不安定で脆弱だから、自分はダメなんだ、もっと強くならなきゃ、と考えていたのですが、その姿勢は一歩間違えると、他者への不寛容さにつながる可能性があるんですよね。。。

自分に厳しく、そして他人にも不寛容って、息苦しい生き方だよなぁ。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

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