飛行機に乗ることが環境破壊を促進しているという認識がなかったもんざです。
ニューヨークの国連気候変動サミットで16歳のスウェーデン人グレタ・トゥーンベリさんが発言したことが話題になっていましたよね。その後、YouTubeで彼女とトレバー・ノアさんの対談を見たのですが、その中で、彼女はCO2排出量の削減を訴えて英国からNYまで船で行ったらしいことを知りました。
動画を見ていたときは、なぜそんなことを?と不思議だったのですが、ウィキペディアを読んで、彼女のパワーと影響力を知りました。他にもグレタさんを批判する大人を皮肉った動画も見ましたが、たった数分スピーチするという平和的な方法で、多くの人の感情を揺さぶって、世界中の人びとが議論するきっかけをつくったことは、とても意味があることじゃないでしょうか。
グレタさんの肩書は環境保護活動家(アクティビスト)というものらしいのですが、彼女のような人が歴史を動かすのかもしれません。KLMオランダ航空のCMに関する記事も読み、現在の常識は、10~20年に通用しなくなってそうだなぁと思ったりしました。
さて、課題です。
わたしは、こちらを読んでいます。
■ 「在野研究ビギナーズ・勝手にはじめる研究生活」荒木優太(編著) 明石書店
第11章は、研究を支援する活動をしている酒井さんが担当されています。 (1章を担当されていた酒井さんとは別人です) この章で、気になったところを引用します。
「ちなみに、筆者のこのスタンスは、しばしば研究者たちを真っ二つに分断してきた。理解できる人たちはほとんど説明抜きに理解でき、そして多くは喜んで協力してくれる。しかし、いくら説明してもまったく理解できずにいまなお猜疑の眼を向け続けている人たちもいる」
「在野研究ビギナーズ・勝手にはじめる研究生活」 第11章 <思想の管理>の部分課題としての研究支援 酒井泰斗
酒井さんの活動はすごく面白いんです。研究会と呼ばれる場所を活性化させ有意義な議論ができ、研究水準をあげるよう研究者を教育するしくみを作ってらっしゃるのです。営利目的じゃない、こういう裏方っぽい仕事って、確かに理解できない人はいるだろうなと思います。だってグレタさんの発言や活動も、大人が操っているだの、本当の目的はなんだ?みたいに疑う人がいるくらいですし。
でも、今回の課題本を読んだり、グレタさんの話を読んだりして、ふと思ったのですが、在野研究者も、活動家も、自らなろうと決めてなる、というよりは、環境や状況や、何かしら啓示のようなものがあって、何かやむにやまれず、その方向に向かっている人たちな気がします。
私から見ると、信じられないパワーを使っていると思えることでも、その人たちにとってみれば、それをしないことがあり得ない、やらないことが選択肢として存在しない、くらいになっているんじゃないかなぁ。
自分とは異なる価値観や視点を持った人を本当に理解することは簡単じゃないですが、そういう人たちもいる、と理解しようとすることは、誰にでもできると思うんだけど、違うのかな。
さて、Ryosukeさんからお申込みがあり、現在の参加予定者は3名になりました。
Ryosukeさん、ありがとうございます!
当日ご紹介いただく本がお決まりでしたら、こちらの投稿にコメントしていただくか、Googleドキュメントにご入力くださいね。
■参加者(3名)
1.もんざ
2.maruさん
3.Ryosukeさん
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。