人生で初めて、体重が減って恐怖を感じたもんざです。昨年、引っ越しのため、体重計を手放してから、体重を測っていなかったのですが、ようやくスマートスケールを購入して確認したら、8か月で4キロ落ちてました。
暴飲暴食を控えて、積極的に階段を使い、週2~3回のエクササイズをしていただけで、特に変わったことはしていません。
身長から計算して適正範囲内で、体重の減少は問題ないのですが、骨密度が標準より下になっていたのが怖かったのです。
中高年の女性はホルモンバランスの乱れから、骨密度が低下しやすくなるので、注意が必要なんですよね。
軽めの食事ですませているとすぐに体重が減るので、これはヤバい!と、食事の質を変え量を増やしました。
6月に胃炎で腹痛と下痢が続いて病院に行ったら、水に溶かして飲む生理食塩水の粉末を処方されたのです。
その時に「塩と砂糖は具合が悪い時に適量摂取したら薬だけど、健康な人が過剰に摂取したら毒になるものなんだ」と身に染みて良く分かったので、今回は意識的に砂糖が含まれる加工食品を摂取することにしたのです。
昼と夜はご飯を主食にしたフィリピン料理(または中華とかベトナム料理とか和食)を食べるのに加え、それまで朝食は、フルーツとタホ(温かい豆腐とタピオカに黒蜜をかけたフィリピンのおやつ。でも私は黒蜜抜きでオーダーしています)でしたが、ここにパン+ピーナツバターと牛乳を加えてみました。効果はてきめんで、朝食で継続してパンを食べるようになったら、あっという間に体重が戻りつつあります。
ベーカリーで焼き立てパンを買うと、美味しそうな香りで、パクパクといくらでも食べられるんですよね。
この中毒性の高さは危険だな、とも思うのですが、私の目的は、体重を減らすことではなくて、健康になることなので、予期せぬ骨折を避けるためにも、骨密度を上げるために食事の工夫をするつもりです。
問題は脂肪と塩分を減らしつつ、たんぱく質とカルシウムと鉄分を増強するのが難しいってことなんですよね。
さて、課題です。
わたしは、こちらを読みました。
■「強く生きるために読む古典」 (集英社新書) 岡敦 (著)
まえがきでは、岡さんがこの本を書いた理由が述べられています。
時には困難を乗り越える際の武器、また時には生を肯定するきっかけをいっしょに探してくれる仲間。それがぼくにとっての本だ。だから、客観的に正しく読むつもりは、まったくない。ちょうど、古い友人やかけがえのない恋人が「客観的にどんな立場の人か」なんて、どうでもいいように。
「強く生きるために読む古典」 (集英社新書) 岡敦 (著)
岡さんは、自分自身を「できそこない」だと感じ、社会に適応できず苦しむのですが、突然、わけもなく世界の美しさに気づいて心を打たれたる瞬間も経験します。その彼の感覚的な気づきが横糸になり、このブックレビューで紹介される作品たちが縦糸になって、一枚の絵が描かれているような本です。この本を読むと、優れた古典は多様な読者の人生観や自由な解釈を抱え込める包容力があり、だからこそ、長年に渡って世界中で読み継がれるんだ、ということが良く分かりました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。