健康的な食べ物かどうかの判断は、自分で学んで身に着けるしかない、と思うもんざです。
フィリピンでは、15時頃におやつタイムがありまして、これを「メリエンダ」といいます。
誰が用意してくれたのか分かりませんが、先日の「メリエンダ」は「チチャロン」という揚げ餅のようなものでした。
お菓子のカールを少し大きくしたような形で、色は茶色で軽い塩味、食感はサクサクと軽い歯ざわりで、ラード油で揚げたような味がして、ビールのおつまみにも最高だろうな、って感じです。
先輩「これは、チチャロンって言ってフィリピンのスナックだよ。豚の皮をカリっと揚げたものなんだけど、知ってる?」
私「え!知りませんでした。なに?チチャロン?っていうんですね。小麦粉でできてるのかと思ってました」
先輩「豚の皮だよ。チリソースを付けて食べると本格的なんだ。美味しいんだけどコレステロールが高いから不健康だよね。」
こんな会話から、チチャロンが本当に不健康な食べ物なのか気になって、調べました。
確かに、100グラムあたりのカロリーは544キロカロリーで、低いとは言えませんし、コレステロールもあります。
けれども、私が自分に食べてOKという許可をする食べ物は、できる限り「原形を留めている」ものなので、チチャロンは、OKの部類になります。お砂糖も入ってないし。いくら美味しくても、ポテトチップスみたいに、一袋を一人で一気に食べちゃう、みたいな中毒性も、なさそう。(アルコールと一緒だと、どんどん食べられそうで危険そうですが)
こんな記事も見つけました。チチャロンは炭水化物ではなく、たんぱく質に分類されるので、その栄養素を摂取する目的で食べるなら、問題はないのかな、と私は判断しましたが、なかなか食に関しては理性ですべてコントロールできない部分もありますよね。
The health benefits of chicharon
さて、課題です。わたしは「世界十五大哲学」を読んでいます。
第12章は「チェルヌィシェフスキー」(ニコライ)というロシアの哲学者についての解説です。
61年(1828年~1889年)の生涯のうち、極寒のシベリアで19年間、灼熱のアストラハンで6年、通算25年の流刑生活を送った彼(ニコライ)は、一貫して農民の味方であり、彼らを解放するための実践として哲学を深めました。著者は、彼の生涯をソクラテスと比較しています。
ヘーゲルやカントは、理論重視で学者肌の哲学者でしたが、ソクラテスやニコライは、彼らの哲学を実践することを最重要視していたのです。
やっぱり、頭の中で考えてるだけじゃなくて、実践することが大事だよな、とは思うのですが、後者のタイプだと本当に苦難を味わう羽目になるんですよね。自分の信念に忠実に生きる姿には憧れますが、凡人にはハードルが高いんだよなぁ。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いいたします。