臨済宗のお寺で座禅体験をしてみたもんざです。
初心者むけプログラムは、お坊さんの説明も含めて1時間ですが、実際に座禅を組んだ時間は20分でした。
開始時間の14時に本堂に集まったのは男性3名、女性は私を含めて3名の合計6名でした。
お坊さんが「暑いから誰も来ないかと思ってました。来てくださってありがとう。最小は2名だったこともあります」と気さくに話して下さったので肩の力が少し抜けました。
初心者向けの座禅のポイントは、こちらの3点でした。
(1)調身:ちょうしん(姿勢を調べる):骨盤が立てること。 手は法界定印※1。目は閉じず3寸先の床をみる
(2)調息:ちょうそく(呼吸を調べる):口呼吸しない。ゆっくりと鼻から吸い鼻から吐く
(3)調心:ちょうしん(心を調べる):眠くなったり、足が痛くなったら自己申告して警策※2をいただく
※1法界定印(ほっかいじょういん):両手の親指の先をくっつけ、残り4本の指を重ねて円を作り丹田の前に置く
※2警策(けいさく):肩を叩かれる棒のこと
晴天で気温は30度を超えておりましたが、本堂の中は、意外に涼しい風が抜け、私はさほど暑さは感じませんでした。
辛かったのは座禅の姿勢ですね。本式の座禅は結跏趺坐という、両足裏が腿に乗る形です。略式は半跏趺坐という、片足裏だけが腿に乗る形です。できなければ、両方とも載せなくてもOKと言われたのですが、頑張って半跏趺坐にしたら、股関節が痛くなってきました。
自己申告して警策を右肩2回、左肩2回と叩いていただいて、足を組み替えたので何とか20分間は耐えられました。
今度は無理して半跏趺坐にするのを止めようと思います。もっと呼吸に集中したかったのに、痛みに気を取られてそれどころじゃなくなってましたから。
でも初めての座禅は、ちょっとだけですが別世界を体験できたので面白かったです。
さて、課題です。
「ティール組織」第III部第4章は、進化(ティール)型の組織がどのような「成果」を生み出すのかについて解説されています。474頁から485頁までの短い章ですが、ペンギンの比喩が強く印象に残ります。
陸上では、よちよち歩きしかできないペンギンですが、海に潜れば、ガソリンに例えると1リットル程度のエネルギーで楽々と2,000キロ泳ぐ能力があるのです。
作者は私たち人間も同じではないかと問いかけます。
全く同じ人間であっても、どのような環境にいるかで、発揮できるパワーに大きな差がつくのです。
アンバーやオレンジの組織でよちよち歩きの人も、ティール組織であれば、スイスイ泳げる可能性があるのかもしれません。
職場で、自分は陸に上がったペンギンになっていないか?この視点、けっこう使える気がします。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いいたします。