残念な努力をしていないかな、と思ったもんざです。
ランチタイムに先日オープンしたレストランの呼び込みを見かけました。
一度その呼び込みに引かれて、ランチを食べたのですが、残念ながら、再度そのお店で食事をしようという気持ちにはなれませんでした。理由は3つあります。
・価格と内容が見合わない
・店内の雰囲気
・店員の接客態度
私の勤務先はビジネス街なので、美味しいレストランはいくらでも選べます。
つまり、激戦区なんですね。だから、同じ金額を出すなら別の店に行くわ、という反応になります。
2月の寒空の下で一生懸命に呼び込みをしているレストランの人を見たときに、脳裏に「残念な努力」という言葉が浮かびました。
本業の中身が薄い(美味しくない食事+イマイチなサービス)のに、呼び込みなどの宣伝に時間と労力を費やしても、
売上アップという結果には結びつかないことは容易に予測できることです。
彼らは、同業他社をもっと研究するべきでしょう。何が原因でランチタイムに客が入らないのか。
料理だけが美味しくても経営が下手だと潰れてしまうかもしれませんが、そもそも美味しくない店に客が入るわけがありません。
などと、偉そうに書いているのですが、振り返って、私自身も本質を見直さず、簡単に手を付けられるところだけ、ちょこっと頑張っているといった「残念な努力」をしていることはないのかな、という気持ちになりました。
例えば、若い頃にしていたダイエット。痩せたいと思って、スポーツジムに行き、走ったり泳いだりしつつ、暴飲暴食していました。
なかなか痩せないなぁ、と悩んでいましたが、よく考えたら当たり前です。
本質を見失っているから残念な努力になっちゃってたんだなぁ、と今なら分かります。
おそらく渦中にいると冷静な判断ができないんでしょう。
客観的で的確な判断をして助言してくれる人が身近にいると「残念な努力」をする確率が下がるかもしれません。
これも、難しいけれど。残念な努力を色々した後に、ハッと気づく瞬間がくる、のだと良いなぁ。